逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集

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タンハンター すずめ

彼女は喋る事が出来ない。
ただ黙々と「敵」の「舌」を狩る。
それで呪いが解けると信じているのだ。
それは、哀れな事だと思う。

「この穴だ」
森の奥も奥だ。正直言ってもう帰りたい。
この穴への案内は三度も断ったのに、それでも引き受けたのは、彼女の腕前を信頼したからなのだが…。

「…」
手を細かに動かして何かを伝える。よくわからんが、ここで待てという事だろう。大きく頷く。

彼女の腰には多数の「刃

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