逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集

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ヒトリシナズ

目が覚めると、私は死んでいた。

今度は胸を一突きか。こういうのは痛いから嫌だ。
起き上がり、深々と突き刺さった剣を抜く。
火の手はもう既に収っている。戦火に巻き込まれるのも慣れた。
ただ、いくら死なない身体とはいっても痛いものは痛い。

死なない。否、死ねない。
私は死ぬ事が出来ない。
クソッタレの悪魔に押し付けられた契約だ。私は死ねない。人類を滅ぼすまで。

周りを見渡す。そこかしこに死体。私

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