逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集

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龍の住処へ至る道 第1話

東の山の向こうに”翠の龍”がいるという言い伝えは、じーちゃんのそのまたじーちゃんよりも昔からこの村に伝わっていた。俺もその美しい姿を見たことがある。3歳の頃、霧のない朝のことだ。
 俺は"翠の龍"に猛烈に憧れた。
 だから俺はあの日、魔物が棲む山を超えて、会いに行ったんだ。



「…ん」
 随分昔の夢を見た。もう10年も経つか。
「起きたか、カムロ」
 じーちゃんの声。俺は軽く頭を降り、眠気を

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