逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集

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クリーチャー・ゲート

――俺の口の中から何かが飛び出す。それはゆっくりとした動きで長い舌を伸ばし、頬を舐めてきた――

 俺は悲鳴を上げて飛び起き、ベッドから転がり落ちて床の上の空き缶を蹴り飛ばした。

 不快な感触が残る頬をこすり、尻もちをついたまま狭い部屋を見渡す。

 床にはビニール袋に詰めたゴミや脱ぎ捨てた衣類が散乱し、台所のシンクでは洗われるのを待っている食器たちであふれている。カーテンの隙間からは朝の陽ざし

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