へるま
2018/10/25 19:31
カンダタは地獄の責め苦に喘いでいた。だが彼は、針の山に貫かれ血の池に落とされてもなお反省しなかった。悪党は変な所でガッツがある。「あのブッダ野郎、俺を地獄に落としやがって」そんな彼の目の前に一本の糸が垂らされた。「カンダタよ、お前はかつて1匹の蜘蛛を救いました。それに免じて一度だけ機会を与えます。さあ、その糸を登ってきなさい」ブッダの何と慈悲深いことか。だが悪党はどこま