逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集

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電子の器

夜のゴミ集積場に、うず高く積まれた電子部品。その頂上に、少年はうずくまっていた。

彼の下には、無残な姿の人間の頭部…否。ドロイドの頭部があった。人工皮膚は剥がされ、頭蓋も破壊され、脳メモリを抜き去られて。

少年は己の首筋からケーブルを伸ばし、脳メモリ接続口に差し込んだ。微弱な電気が流れると、頭部は痙攣したように震えた。

彼は心の中で謝罪し、パルスの流れを読む。…伝わる。物理的にも電子的にも抹

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