逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集

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Vの庭先で肉食を

「姐さん、お客です」
「通せ」
客=鼻と口をハンカチで覆ったインテリ士官は、心底嫌そうに天幕の入口をくぐる。
「やあスチェッキン。ご用件は?」

「昨日からヴィ連軍の進軍が停止していることは?」
「知ってる知ってる。何があった?」
「“牛の盾”です」
「牛かあ!」
喜色を隠そうともしないアリサカに、スチェッキンは軽蔑の色を深くする。
「卑劣な策です。なんとかして頂きたい」
「なんとかね」
「我々

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