逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集
【CORONAは誰の手に】第1回逆噴射小説大賞:一次選考&二次選考結果の発表です!
お待たせしました! CORONAとドリトスを手にするため、約1900もの作品が集まった第1回「逆噴射小説大賞」の一次選考、および二次選考が、ここに終了いたしました。改めて、たくさんのご参加(投稿+スキ+紹介)、本当にありがとうございました!
逆噴射聡一郎先生によれば、今回のパルプ小説大賞設立の理由は「毎日がプラクティス・・・・そのための場・・・・イクォール・・・MEXICO・・・・」とのこと。
割烹 墨西哥亭の掟「殺しに包丁使うべからず」
「今時はどこの料理人も企業の言いなりで歯車みてぇに働いてますが… ウチは昔ながらの板場でね、職人の仕事をしようって決めて。ソナロサで細々とやってます。いいご縁にも恵まれましてね… おかげさまで。日本の伝統、本物の日本料理ってもんを提供してます」
「ご立派だな。従業員のリストは書けたか」
「ええ。こちらで」
尋問担当の局員に促され、マサは紙を差し出した。
一.手前:本板
ニ.ジロ:次板
三.カ
荒野のタグ・スリンガー
「「「ホーッ!ホーッ!」」」
荒縄で縛られたスマホを振り回し、web荒野に棲む電子原人たちが襲って来る! 上空に飛び交うのはツィツィ鳥だ。目玉や内臓を突つき出す腐食性の猛禽。俺の死体を食い荒らそうと、気が早いことにやってきたわけだ。だが、やるもんか。
疾走する電子馬の上で、俺は左手で手綱をとり、右掌を上に向け、集中する。エナジーが集い、掌大の「#(ハッシュタグ)」となる。俺の武器だ。
「
ティラムバラム(ジャガーの司祭)
「勇者を祭壇へ!その心臓を神(太陽)へと捧げん!」
神殿(ピラミッド)の最上段から司祭が叫んだ。
ジャガーの毛皮を纏い、頭には光冠(コロナ)を模した冠、背には太陽より噴射する紅炎(プロミネンス)の様な羽飾りを着けた彼はまるで太陽(ウィツィロポチトリ)そのもので在るかの様だった。
アステカ人は神託に従い約束の“蛇を咥えた鷲がサボテンにとまる”地を幾年も探し彷徨った。
そして其の地はテスココ湖