逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集

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星海は豊漁なり

お前には星海漁は無理だ──俺は漁で使う「棹」の手入れをしながら心の裡で呟いていた。

星海漁には危険が多すぎる。星間移動により小惑星帯に向かうため、道中デブリにぶつかることもある。船に大穴が開いてそのまま御陀仏になるのだってザラだ。それにこの前は航路のミスで仲間の船同士が派手に激突した事故もあった。正直五体満足で漁を続けられているのは奇跡に近かった。

娘にはもう俺しかいない。もし死んでしまった

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今日は豆乳を飲みました
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