逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集

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ゲッコーの夜

 地球最後の遊技場、大阪第7ビルが放つ光は月光が霞むほどだ。賭博中毒労働者、アウトロ、権力者らが階層ごとに分かれ謎めいたカネの流れを生み出す腐った塔。ネオンと喧騒は嫌いではないが、糞は糞だ。滅びてしまった方がいい。

「ヘケートもそう思わない?」

『ファック、さっさと飛んで!』

 糞でもどうせここでしか生きれない。私は少し息を吸い、そのまま海上666mのビル屋上からダイブした。

『84F、標

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心が軽くなります。
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