逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集

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記事

極楽転送機

「いいか。君には二つ、選択肢がある」

 殺風景な部屋。
 眼の前でパイプ椅子に縛られ、涙と小便を垂らし、ガタガタ震えている若い男に、俺はいつものように無表情に告げる。
「一つはここで、鉛玉を眉間に食らって素直にくたばること。もうひとつは……」
 親指で後ろを示す。こいつの仲間数人が、棺めいた機械装置に寝かされ、管まみれになっていく様を。
「あれだ。半年ほどだが、死ぬまで幸福を味わえる。夢の中でな

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あなたの健康値がアップしました。
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正義戦隊 プロファイターズ

KABOOM!

「やばい!SEブラック何とかしてくれ!」

巨大化クモ兵士の攻撃を受けるプロファイターロボ。胸部レッドレオ内でドクターレッドが叫ぶ。

「今やってる!」

腕部ブラックゴリラ内、ブラックがプログラムを書く。

「時間を稼ぐ」

翼部ブルーイーグルから弾幕!

「ギャバー!効かぬわァ!」

糸が脚部イエロータートルを縛る。最早ここまで!

「出来たがしかし!」
「なんだ早くしろ!」

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ありがとうございます。
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パルプ・マスト・ダイ(邦題:ラノベ・バトルロイヤル)

「汝らに啓示を与えん…ヒヒヒヒ…成る程、お前達のイメージする神秘的とはこういう感じか」

物語を書く者なら誰もが知る噂話。
曰く天使や悪魔…人によっては外なる神が現れ、約束されし成功を与える、というアレだ。

部屋の暗がりから突如現れた軽薄そうな雰囲気を持つ長髪の男は間違いなくその類い、神や悪魔だろう。

「聞いた事有るよな?お前たちを誘いに来たんだぜ、その戦いに」

だが俺はその悪魔野郎よりも奴

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【シルバートロフィーを獲得しました】
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