逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集

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葬頭河総務係補佐

三途の川は広い。留吉が泳いで渡ろうとすると般若の顔で渡し守が飛んできた。
「ちょっと! ちゃんと船に乗る!」
「どうせ順番待ちだしいいじゃん。俺、前世が病弱でさあ、いますごく健康」
「マニュアル通りにしろ。さもないと石積み送りだ」渡し守は川辺で手を動かす少年少女を指さした。賽の河原。親より先に死んだ罰で石を積むが、積まれた石は鬼が破壊していく。
「あいつらが反乱起こしたらどうするんだろうね。石って

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『元傭兵デリックの冒険』より「力鬼士(リキシ)の洞窟」

「ファック野郎!」

スコップを振り下ろし、襲い来る力鬼士の指をぶった切る!
「ギァーーッ!」指は土に還る。力鬼士は後退し、チッチッと音を発した。仲間を喚んでいる! ボゴン! ボゴン! 床や壁から力鬼士が這い出す。囲まれた!「くそったれ……! まさか、実在するなんてな!」

デリックはスコップを振り回して威嚇し、事の発端を思い出す。



「父を、助けて下さい!」デリックの店に飛び込んで来た少女

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安倍晴明オニと出会う

安倍晴明の前に鬼が出現す。怪奇な外見の鬼は髪は茶色で肌が褐色。鬼にしては小柄だ。
「すごい……尊い……マジモンのセーメー様じゃん。超ありがてえ……」
「何をいっているかわからんな」晴明は苦笑した。自身を女学生と呼ぶが、それも不明である。
「して、背中のものは」
「あ、これですか! えっと、平安時代って結構ヤバイって聞いてたんで、服たくさん! ナノマシン! テーザーガン!」
「やはりわからん」晴明は

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