逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集

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ギガンティッツ・ドール

「少年、怪我はないか」

目の前で結晶質の皮膚を持つ巨獣を弾き飛ばし、間髪入れず一刀両断した巨大な甲冑から、無機質な声が響く。それは一切聞き覚えのない言語だと認識しながらも、何故か意味が直接少年の脳内に流れ込んでいた。

「はい、いや……無い、です」

へたり込んだまま少年……高原カズトが見上げるそれは、およそ10メートル程か。
白銀の、一般にイメージする西洋鎧のような手足と兜。それに応じて巨大な

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