逆噴射小説大賞2018:エントリー作品収集

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棺桶営業

眠りたいがドローンのアラームが鳴っている。騒音はひどいが長く住むと慣れた。営業二週間目。狭いので仰向きながら栄養ゼリーを流し込む。
 ドローンの改善と法整備により、誰でも超安価で搭乗用機体を買えるようになった。車以下だからカネがない奴はドローンを買う。安い会社ではドローン営業が当たり前になった。通称が棺桶だが、これはドローン内で餓死遺体が発見されたことに由来する。
 と、ドローンが衝撃を検知。他機

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トライアド・アサシン

「ヘルメス、聞こえるか」
「聞こえる。私はヘルメス」
「バイタル良好。お前の意識は分割されて三体のドローンに転移している。何が見える」
「空。海。ミサイル基地。人々。銃声」
「知能低下無し。さて、俺たちの任務はクソの後始末だ。特殊部隊は全滅し、四十名の人質は処刑の真っ最中。で、処刑後にテロリストはミサイルを発射する」
「猶予は」
「三十分、あるいはもっと早い。お前の任務は島のミサイル起動モジュール

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