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「東京少年D団」公式マガジン

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『ニンジャスレイヤー』の著者(ブラッドレー・ボンド & フィリップ・ニンジャ・モーゼズ)最新作!乱歩×スチームパンク=猟奇!秀麗!退廃!帝都東京で繰り広げられる 探偵と怪盗の知能… もっと読む
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#東京少年D団

【帝都探偵奇譚 東京少年D団】キャラクター紹介3:怪人二十面相

怪人二十面相。本名不詳。年齢不詳。知能指数180〜350。帝都を騒がせる魔怪盗。いかなる姿にでも変装でき、その素顔を知る者はいない。誰も予想だにしない奇抜かつ魔術的な手腕によって、狙った美術品を予告通りに必ず盗み出す。社会を憎み、資本家、支配階級の財産を奪い辱める事に無上の喜びを見出す凶賊だが、直接的な殺人行為は決して行わない。またジュージュツの達人でもあり、大勢の警官を相手にしても火の粉混じりの黒い蒸気のように包囲を突破し、鮮やかに逃げおおせる。 「だがあいにく、ぼく

『帝都探偵奇譚 東京少年D団』試し読み

これより前のセクションは Pixiv Novelで試し読み可能 舞台は、蒸気と狂気と暗雲に包まれた、1920年の帝都東京……。  明智小五郎の帰還巨人と怪人  美術城の事件から半月ほどが経った、ある日の午後。東京駅のプラットホームの人ごみの中に、一人のかわいらしい美少年の姿が見えた。読者諸君にはおなじみの明智探偵の少年助手、小林芳雄である。  小林少年は半ズボンにジャンパー姿で、よく似合う鳥打ち帽をかぶり、ピカピカに磨かれた靴をコツコツいわせながら、プラットホーム

【帝都探偵奇譚 東京少年D団】キャラクター紹介2:明智小五郎

28歳。知能指数120〜360。明智探偵社の社長。上等な外国製スーツを着崩し、ぼさぼさの髪に無精髭。ワイルドでぶっきらぼうな物腰。アルセーヌ・ルパンすら出し抜く最強の名探偵。恵まれた体躯と明晰な知性を備え、社交界きってのプレイボーイとしても知られている。大胆で細かい事を気にしない野生派のタフガイと思わせて、その心の奥底で火花を散らす思考は極めて冷静かつ理論的である。 「新聞で逐一読んでいたぞ。お前、俺がいない間、だいぶ派手にやっていたようじゃないか。いたずら小僧め」

【帝都探偵奇譚 東京少年D団】キャラクター紹介1:小林少年

本名、小林芳雄(こばやしよしお)。13歳。美少年。知能指数250。いつも沈着冷静で大人びている。史上最年少で特高警察養成大学校を卒業した稀代の天才児であったが、明智小五郎によってスカウトされ、明智探偵社に入社。以来、唯一の社員として住み込みで働いている。万年筆型望遠鏡、伝書鳩のピッポちゃん、ピストル(実弾)など、カバンの中に隠した特高警察七つ道具を使いこなす。 「僕の知能指数は平常時の明智先生の2倍です。ご存じないかもしれませんが、探偵の能力とは、カラテ段位ではなく知能

最新刊「東京少年D団」PHP研究所より好評発売中!

『東京少年D団』を読んで思ったこといくつか。キネマの時代、現代の巌窟王。

 先日発売された小説作品『東京少年D団 明智小五郎の帰還』を読んだので感想やら気づいたことをとりとめもなく書いていこうと思います。今回は映画でなく小説。江戸川乱歩『怪人二十面相』のリメイクであり、スチームパンク及びもっとショッキングで形容しがたい何かとのマッシュアップです。ネタバレはなし。 ・とにかく速い マッシュアップを標榜する本作の筋は、『怪人二十面相』(1937)とおおむね似通っています。大富豪の羽柴家の元に怪盗二十面相からダイヤ強奪の予告状が届く展開は両作とも共通で

ダイハードテイルズ・レディオ第7回!

ダイハードテイルズ・レディオ第7回!  今回は発売されたばかりの「東京少年D団」などの話題を中心に、本兌有と杉ライカがいつもの感じでやっています! 今回のスペシャルゲストはなしですが、第9回はさおとめあげは=センセイをお招きする予定です。ワオワオ!