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【シーズン3エピローグ】

総合目次 シーズン3目次

【タイラント・オブ・マッポーカリプス:後編】 ←



 クワドリガはグラディウスを大地に突き刺し、身を支えた。彼の赤銅色の屈強な肉体には大小の傷が無数に生じ、己の血と返り血と戦闘車両の機械油に塗れて、すさまじかった。ゼロ視界にも等しい、激しい砂塵が、風と共に晴れてゆくと、そこはもはやネザーではない。西に沈む太陽が世界を橙色に染める。

 彼は立ち上がり、敵を探した。彼の周囲には鉄屑や死んだ敵味方の身体が散らばっている。そして、北。北上するUCAの戦力がかすかに見えた。彼が食い止めるべき惰弱な文明戦力が……城塞都市トオヤマへ……そして程なく、更にその先、首都ホンノウジへ向かうだろう。イクサは彼の手を離れてしまった。

 タイクーンのニンジャアトモスフィアを感じる事ができなかった。目で見ずとも、音で聞かずとも、彼にはわかっていた。「……無念……」クワドリガは両膝をついて座った。そしてグラディウスを逆手に持ち、呼吸を整えた。「……殿。お許しあれ」彼は目を閉じ、刃を腹に突き刺した。セプクである。

 刃は硬い皮膚を破り、強靭な腸を押した。更にカラテを込め、横へ刳りこめば、セプクは為る。カイシャクする者はない。全力のカラテを用いねば、爆発四散にて果てる事はできぬ……「イ……」「クワドリガ=サン!」「!?」クワドリガは目を上げた。白装束を赤く染めたゲニン騎兵であった。

「良いところへ参った」「ま、まさか……」「カイシャクせよ。名は何と申す」「テツです。し、しかし……」「頼んだぞ、テツよ」その時だ。「クワドリガ=サン!」傷ついたゲニン騎兵が三騎、おぼつかぬ進みにて、彼らの元へ至った。「ネザーの加護が失われましてございま……」「将軍、何を!?」

「何とは何だ……セプクを致す!」クワドリガは唸った。「タイクーンは崩御なされた。我、イクサにて死するも叶わず。ただ敗北し、ブザマにここへ留まりし有様よ」「し、しかし将軍……」「ア……ア」テツがカタナに手をかけたまま、震えた。「で……できません……クワドリガ=サンの首なんて……」

「惰弱! 腐ってもニンジャであろう。一心に刃にカラテ込め、刎ねるべし」「違います! ダメだ!」テツはカタナを取り落し、ドゲザした。「オレ、こんなありがたいカラテにトドメは刺せません……無理です……」「愚か! ええい、では貴様だ! 名は!」「ジェイコブです。将軍」涙。「おやめください」

「愚か! では貴様は!」「テドです。無理です……!」「ヌウーッ!」クワドリガは唸った。今や、彼を囲むゲニンは、百騎ほどにまで膨れ上がっていた。荒れ果てた戦場で、クワドリガの偉丈夫の影を目印に、散っていた生き残りが集まってきたのだ。「将軍」「将軍!」「……!」クワドリガは、刃を腹から抜いた。

 やがて彼は立ち上がった。腹筋を締めて傷を止血し、ゲニン達の顔を一人ひとり見ていった。憔悴し、傷つき、しかし生き残った者たち。彼らには帰るべき場所はなく……クワドリガのカラテを必要としているのだった。「……!」クワドリガは俯いた。筋肉がビキビキと悲壮な音を立てた。


◆◆◆


 SPLAAASH! 運河の水が跳ね上がり、水面に生えでた手が、城の対岸を掴んだ。0101……ノイズがニンジャアーマーの表面を流れている。「ハッ……ハアーッ……ハアーッ……!」なんとか身を引き上げ、転がり倒れたパルスは、イサライトアーマーに締め上げられながら、最後のカラテを振り絞ろうとした。

 アーマーは彼の筋肉に、関節に突き刺さり、支えていたが、それを以てしても、もはや起き上がる力なし。ヘヴンリイ。恐るべきカラテの使い手であったが……。彼は本社にIRC通信を試みる。ノイズが酷い。オムラから盗み取ったデータは無事か? 生きねば……!

 SPLAASH! 運河から一人の影が這い上がった。

 パルスは死を覚悟した。その者はパルスを見下ろし……黒いウエットスーツ装束をその場で脱ぎ捨てた。そこにはタキシードを着たニンジャが立っていた。獅子の口を模した黄金のメンポを装着した姿を、カタナのニンジャで知らぬ者はない。「ライオンハート=サン……だと」「だと、ではない。私だ」

 ライオンハートは屈み込み、パルスに手を差し伸べた。パルスは屈辱に震えた。同僚を出し抜き、気鋭の自分こそが今回のミッションを任された、そう信じていた。「貴殿が控えていたのか。真打ちとして」「私にはお前のような非接触LAN直結などという芸当は無い。ただの迎えだよ」「……」パルスは彼の手を取った。

「ショーグネイターは自決し、タイロー・アルゴリズムを盗めませんでした」「タイローを殺したのか。それはそれは。お前は化け物だな」ライオンハートは軽く言い、パルスを立ち上がらせた。「帰還するぞ。本社裏のパブでエールを奢ってやる。あの悪趣味な"英雄の銅像"に加わりたくなければ、生き残れ」


◆◆◆


 帯電する鉄屑を引き裂きながら、ヘヴンリイは天守望楼に着地した。彼女を追うように、モーターワコクがさらに飛び込んできた。望楼には憎むべきムーホン者、ジョウゴ親王、そしてその手勢のリキッドがいた。ヘヴンリイの片角が内なる雷に明滅した。「ドラ息子野郎……! オレは容赦はしねえ……!」

 BRRTTTTT! モーターワコクは彼女の対峙に配慮するプロトコルを持たない。機銃を浴びせにかかる。ヘヴンリイは歯を食いしばり、モーターワコクに殴りかかる。そしてさらに一機がエントリーする。ジョウゴとリキッドは近衛ゲニンを斬り伏せてゆく。ヘヴンリイはワコクの機関部を破壊し……唐突に悟る。

 望楼を照らす夕陽は、染みるようだった。「オッサン」ヘヴンリイは呟いた。時同じく、彼女のカラテを極限までブーストしていた雷角の効力も去っていった。「クソが……」DOOM! DOOM! DOOM! 城郭が激しく揺れた。ジョウゴが身構えた。ヘヴンリイは見た。ホンノウジ城壁外。UCA戦力……砲撃……!


【シーズン3 エピローグ】


 キキョウ紋の意匠、「明智光秀」の名、「武勲」「大きい空手」等の文言が書かれたノボリ旗の群れはことごとく色褪せ、破れ、今このときも、ネザーの風の吹くまま、崩れて散ってゆく。砦も、茶室も、もはや見る影もなし。石の名残りが散らばるばかり。空の黄金立方体だけが、ただ不変。

 ネザーのところどころに植えられていたネザーキキョウ軍旗も全てが焼け落ちていた。オニ達の城やネザーのおぼつかない街道を千変万化の磁気嵐から守っていたアケチのネザーキキョウ結界は、既に失われた。変化がネザーの領土を呑み込んだのだ。

 異彩の空の下、ゆっくりと進む馬上の姿あり。アケチ・ジョウゴ。徒歩にて馬の手綱を引くのは、アカゾナエの忠臣、リキッド。そしてもうひとり、アカゾナエのゲニンが続いていたが……ゲニンは遂に力尽き、うつ伏せに倒れて、砂塵に呑まれていった。ジョウゴの手には抜身のヘシキリブレードがあった。

 刀身には、いまだ、オダとアケチのカラテが残存していた。ジョウゴはそれを鞘には収めず、確かめるように、あるいは闇照らす松明のように掲げていた。リキッドは黙々と手綱を引いて歩いていた。黒い地平に向かって進む彼らの後ろ姿を、磁気嵐の砂塵が覆い隠した。


◆◆◆


 カーン! カーン! カーン!「ネギー! ネギー!」「おなしやす……」大通りの市場には、槌振るう音、商人の声、ざわめきが満ち溢れていた。南中高度のギラつく太陽が照らすホンノウジ市街。UCAの駐留軍は物々しい武器を手に、隊列を組んで進む。いまだ警戒を絶やす事はない。

「アイエエエエ!?」「デアエーッ!」スシ・ソバ屋の中で悲鳴が聞こえ、ゲニントルーパーゲリラが飛び出し、隊列に襲いかかった。「デアエーッ!」屋根の上にも数名! 火矢で武装!「デアエデアエ!」「ファック・オフ!」応戦するUCA兵! BRATATATATA! BRATATATATA!「グワーッ!」「アバーッ!」

 血飛沫、悲鳴があがり、市民は右往左往する。その喧騒を遠くに、市街の診療所のノレンを掻き分け、埃っぽいスーツ姿の、アンモナイトメンポのニンジャが退院した。アンモナイトは喧騒の方向を見て息を吐き、それからホンノウジ・テンプル城の方向を見た。滅び崩れた城郭に、UCAの旗が垂れている。

「……いまだここは戦場……イクサの最中か……」アンモナイトは呟き、とぼとぼと市街を歩き出した。彼が通り過ぎた酒場の掲示板には、賞金首の手配書が、UCA兵士募集ポスターと合わせて貼られている。ヘヴンリイ、クワドリガ……。決戦において死亡を確認できなかったネザーの将軍達だ。

 人心、いまだ安らわず。残党兵はゲリラとなり、UCA駐屯兵や市民を襲い、あるいは軍閥となって、この広大なカナダのあちこちに武装領域を築いている。UCAの成すべきことは山積しているといえた。


◆◆◆


 酒場のノレンの奥、「オブッ……オブチュブッ……ウオオーン……!」慟哭する酔客あり。テーブルに料理を散らかし、ナナイモバーを頬張りながら泣いているのはモモジ・ニンジャである。

 席を同じくするグラニテはテキーラサンライズを飲みながら、少しうんざりし始めていた。「もういいじゃん、済んだ事だよ。センコでもあげればいいんじゃないの? そんなにアレなら」「何を愚かな。グス」

 モモジは毛の生えた手の甲で涙を拭った。「ワ、ワシは卑劣な手段で奴の動きを封じ、殺した。やはりあんな真似をすべきではなかった。だが……だが仕方あるまい! 欲望に勝てなんだのだ。奴を仕留める千載一遇の機会じゃった。だが……あのような英雄が……ワシの姑息な妨害で……」「ダメだなあ」

「未来ある英雄ニンジャを……ワシが、並ぶものなき美とイアイの化身を……」「なら変な事しなきゃよかったんだよ。言っとくけど、アタシも引いてるからね。オカワリください」「ハイヨロコンデー」グラニテがサケを追加注文する。モモジは慟哭した。「オオオ!」

「チッ」壁際の席の男が舌打ちした。

 顔に大きな傷跡を残した男……ヘラルドは、眉間に皺寄せ、殉教者じみてサケを飲んでいた。遊女がしなだれかかり、耳を噛もうとした。「素敵人……アチキ、お仕事忘れてもいいでアリンス……」「失せろ」遊女は憤慨し、離れていった。グラニテはヘラルドを見た。「……」

「……」グラニテの横で、モモジもヘラルドをじっと見た。モモジのニンジャ第六感は、ヘラルドの奇妙なアトモスフィアを見てとった。オヒガンに近づき、そして再び現世に強固な肉体を得た者のアトモスフィアを。「……フウム。アレは奇妙なニンジャじゃの」「ニンジャ?」「然り」

 モモジはナナイモバーで汚れた指をしゃぶりながら、ヘラルドを興味深げに見つめた。「アレはモノになるか? はてさて……」「貴方、ニンジャ? UCAの人じゃないですよね。アタシ達と一緒にどうですか?」グラニテが不意に席を立ち、ヘラルドに近づいた。モモジの悲嘆に付き合いきれなくなったのだ。

「……失せろ」ヘラルドはグラニテを睨んだ。グラニテは笑顔になった。……その時、店のテレビがUCA叙勲式の中継を流し始めた。

『最後の一時間はまさに永遠の悪夢のようであった。地獄の門が開き、大地は溶岩に飲まれた。だがヌーテック社の英雄、オーバーガード=サンの率いるアレス級戦艦が……』


◆◆◆


『……上空を舞うタイクーンに対して捨て身の一斉砲撃を敢行した。これにてタイクーンは爆発四散し、各地のポータルも消滅に至ったのだ。UCAの完全勝利である』

 ……森の奥深く、繁みに座して、クロスファイアは携帯端末の中継放送を見ていた。彼の両横に、手下のゲニンが進み出た。「来ますぜ」

「……そうか」クロスファイアは笑みを浮かべた。自嘲混じりの歪んだ笑みだった。彼のニンジャ聴力は、走り来るUCA輸送車両の車輪音を捉える。彼は今、輸送路を行き交う軍や商人を襲うハイウェイマンの一団の長である。団の名は……テツバ・ドラグーン。彼は銃をスピンさせ、立ち上がった。


◆◆◆


『祖国を愛する者たちが社の垣根を超えて団結したことで、独裁的ニンジャ軍事政権に勝利したのだ。オーバーガード=サンと、それを支えた各社の英雄たちに敬……』

「イヤーッ!」KRAAASH! ヘヴンリイは遭遇した街道警備のUCA兵の死体が携えた携帯IRC端末を踏み砕いた。

「タイクーンのオッサンがクソ戦艦にやられたッてのか? ありえねえ」ヘヴンリイは吐き捨てた。彼女は荷をくくりつけた大槍を担ぎ、再び歩き出した。「死んだら終わりッてな。惰弱だぜ……」歩きながら、彼女は口笛を吹き始めた。街道が丘に差し掛かった時、彼女の口笛は止まった。

 ゆくての上空に分厚い暗雲。稲妻が音を立てて閃く。ヘヴンリイはヤリを大地に突き刺し、近づくモノを待ち構えた。

 KRAAACK! KRAAAAACK! ……KA-BOOOOOM! 彼女の目の前に稲妻が落ち、放射状にカゼが吹いた。防御姿勢を取るヘヴンリイの前に、有角のニンジャが着地した。ニンジャは尊大に笑った。

「なん……だ、テメェ!」ヘヴンリイは顔をしかめた。「ドーモ。アラシ・ニンジャです」「アラシ……?」「名を名乗ってみよ」アラシ・ニンジャは目を白く光らせた。有角のニンジャの荒々しい長髪には雷光のカラテが漲り、頭上の空にはカゼが吹き荒れて、渦巻に雲を乱していた。


◆◆◆


 KA-DOOOOM! DOOOOM! 丘の向こうに黒雲が渦を巻き、繰り返し稲妻を落している。ミズマルは足を止め、そちらを見た。杖の鈴がシャリシャリと音を立てた。彼女は髪を短く削ぎ、ヘンロ・ピルグリムの白い装いとなっていた。

 ホンノウジを脱出した後、ザックやコトブキはミズマルに、共に来るかと尋ねた。ミズマルはタイクーンの寵姫であり、ホンノウジ市街に……ひいてはネザーキョウ内に留まれば、危害が及ぶ可能性もある。しかし彼女は首を横に振った。

 特に危険な地域を共に離れると、ザック達とは、そこで別れた。ミズマルが生まれ育った土地は、このネザーキョウだ。姉が死に、愛する男が死んだ土地……。

 導かれるように、彼女は街道を外れた場所で、焼失を免れた五重塔を見出した。そこで彼女を迎えたのは、カナダがネザーキョウになる以前から存在したという、古びたブッダテンプルであったのだ。


◆◆◆


 ……ザリザリ……ザリザリ……「ちッ。ノイズが酷いな」黒塗りの特殊エージェント部隊の一人が通信機を振った。「叙勲式を聴きたかったのによ」「ははは。滑稽で楽しいからな」彼らは周囲を警戒しながら、大地に横たわる白い影に向かって走っていた。ヨロシンカンセンから生まれ出た謎の巨大生物。

 巨大な生物は融解を始めていた。甘い匂いが漂っていた。「羽虫がひどい……いや、綿毛か」「吸い込むなよ」彼らはガスマスクを装着した。彼らは社章を塗りつぶした匿名部隊であり、課されたミッションは、ヨロシサンの謎めいたテクノロジーの確保、最低でもそのDNAの採取である。

「しかしこのノイズは参らされるぜ」エージェントの一人が分析機を向けた。チュウイーウウウウ……。スピーカーが甲高い音を鳴らした。「チュウイー、チュウイウウ」「オイ、鬱陶しいぞ。音真似ヤメロ」「チュウイーウウー」「アバーッ!?」最後尾のエージェントが蔓草を身体から溢れさせ即死!

「泥棒ダメね」エメラルドが呟き、次のエージェントの首をへし折った。「なッ……!」振り向いたエージェントが機銃を向ける! その足元の地面が割れた!「AAAAARGH!」「グワーッ!?」ヴァイルモールは胴体の巨大な口でエージェントを呑み込んだ! ナムアミダブツ!

「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「アババババーッ!」ヨロシサンの闇の部隊は、彼らを一人たりとも生かして帰すつもりはない。楽しいからだ。虐殺が始まった。一方、部隊の一人、フェアチャイルドは火炎放射器を手に飛翔し、ヨロシンカンセン生物の死骸を見下ろしたが……「……」

 彼は一旦ナパーム火炎放射を留保し、崩壊する死骸に向かって降下した。彼らの目的は、ヨロシンカンセン生物の情報隠滅、死骸の完全消去……であるが……「……」フェアチャイルドは崩れゆく死骸の腹部のそばの地面に、何かがいるのを見咎めた。死骸の消去……生きているものがある場合は……?

「……」うずくまって震えているのは、カイコガを人間に変身させたような、白い、羽毛に包まれた存在であった。「……?」「はやく燃やさないか」エメラルドが虐殺の集団から離れ、スキップしながらフェアチャイルドのもとにやってきた。彼女はカイコガ人間を見た。「生きてる! 燃やすダメよ!」

「……」フェアチャイルドは火炎放射器を向け、やはり取りやめ、思案を繰り返した。エメラルドはカイコガ人間を抱き上げた。「これバイオニンジャね! CEOに報告よ!」「……」カイコガ人間が震えた。エメラルドは羽毛に顔を近づけ、嗅いだ。「大きく育つよ。ママよー」


◆◆◆


『カナダ地域は今後、我らUCAのもと、新たな隣人として……』黒漆塗甲冑の男は敵企業のIRC中継放送をオフにし、赤いオムラカーペットの上を歩いて、壇上に向かった。彼は整然と整列するアシガル社員達を見渡し、手を振った。「よくぞ耐えた! 年収壮大なるオムラの友よ!」「オムラ! ダカラ!」

「諸君らの年収によって、このメガスゴサは完全に機能復帰! システムはオール・グリーンである!」「オムラ! イチバン!」然り! 太平洋上にて、この機動要塞メガスゴサは磁気嵐によって墜落しかかっていたが、キキョウ・ジツ領域の消滅によって見事沈没を免れていた。

 壇上に立つ彼の名はメガオーダー。オムラわずか三名のショーグン階級の一人であり、最強企業戦士であった。ナムサン……彼の年収を見て目を潰さずにいられるのは、アシガル社員たちのオムラ因子ゆえであろうか。雄々しき歓声があがるなか、胸に光る【3億】の年収表示は凄まじかった。

「ショーグネイター・チームによる天守閣破壊によって、ネザーキョウは破滅した」メガオーダーは宣言し、バンザイした。「オムラ、イチバン!」「イチバン!」「ウケテミロ!」「またポータル消滅によりオーストラリアのオムラタワーも奪還成功!」「オムラスゴスギル!」「オムラ・サイコウ!」

「そして、見よ!」ブオウー! メガオーダーは法螺貝を吹き鳴らした。企業マスコットキャラ「オムー」の着ぐるみがワゴンを押してきた。ワゴンに積まれているのは、多大な犠牲を払った「アデレードの奪還者」としてオムラを称える、オセアニア系メガコーポからの親書の数々だった。「オムラ! イチバン!」

「そして……フム……?」一つ一つ、社員に見せつけながら親書を確認していったメガオーダーであったが、ひときわ異彩を放つ黒塗りの筒を見咎めた。「これは」筒を開けると、それは蜜蝋で封を施された羊皮紙であった。蜜蝋に捺された印は、アーサー王を象って……。「……」メガオーダーは黙った。蜜蝋を引き剥がし、羊皮紙を開いて文面を確かめる。

「ウォホー! ウォーホホー!」事態に気づかぬオムーが、小ジャンプを繰り返しながら手を叩いている。「ウォーホホホ、ウォホアバーッ!?」オムーが燃え上がった。それはメガオーダーの怒りであった。いかなる機構か? いかなるジツか? オムーは一瞬にして球状のマイクロウェーブに包まれた。

「アバッ! アバッ! アバババーッ!」凄まじい電磁力によってオムーが焼け萎びてゆくさまを振り返りもせず、メガオーダーは回りくどい弔文の書かれた羊皮紙を、力任せに、バラバラに引き裂いた!「ヌウウウウーッ! オノレ! オノレ、カタナ=サンーッ!」ナムアミダブツ!


◆◆◆


 UCA本部基地の中継セレモニーもたけなわ、いよいよ本題の勲章授与である。ブラスバンドの陽気な演奏に見守られながら、整列する戦士たちの首に勲章をかけてゆくのはヌーテックのバトラー長官。石めいた渋面であった。華々しい勝利であるが、ニュークは落ちず……そして、勲章を与えられる者の中に、気に食わぬサクタ博士とトムが含まれていたからだ。

「ありがとうございます、ははは、ドーモ」勲章を首にかけられながら、サクタは笑った。「……」バトラー長官はサクタから目を逸らし、なにか呟いた。「え? 何です?」「……オメデトウ。よくやった」そしてトムの首にも勲章をかけ、そそくさと次へ行ってしまった。サクタは噴き出すのをこらえ、肩をすくめてトムを見た。

「今回の作戦に参加するまで、アルカナムの連中は皆、戦場をゲームか何かと勘違いした軟弱者連中だと思っていた」トムが言った。「俺たちヌーテックこそが命を張ってUCAを守っているとな。だが、そうでもなかった」「僕も、ヌーテックはプロテイン・マニアの脳筋野郎ばかりだと」

「その点は、あながち間違いじゃない」トムはバトラー長官を眺める。「……凝り固まった、クソ野郎もいるわけだからな」バトラー長官は台上に設置された黒い球体に勲章をかけていた。それは……ナムサン……ライトニングの脳ユニットだ。仮のボディすら間に合わぬまま、この表彰式は行われている。戦意高揚中継は重要なのだ。

「クソ野郎はどこにでもいる。どこにも英雄やクソ野郎はいる……」サクタは呟いた。トムは頷いた。ファンファーレと拍手が表彰式をしめくくった。ハイエージェント・ビル・モーヤマがやってきて、トムと握手した。「貴方は恩人です」トムが言うと、ビル・モーヤマは真顔で認めた。「実際その通りだ、トム・ダイス=サン。恩に着るといい」

「この後は?」サクタの問いに、トムが答えた。「次の戦場に行くさ」「はあ……」サクタは息を吐いた。「やる気十分だなァ。自分は……しばらくバカンスしてもいいンですかね?」ビル・モーヤマに水を向ける。ビルは無言でサクタの背中を叩いた。サクタは彼らと握手し、一時的にその場を辞した。ボーイのシャンパンを断り、奥へ。

 廊下を通り、手近な茶室に入ると、彼はUNIXデッキに無雑作にLAN直結した……100001001……01000101……01001……黄金立方体の光が頭上から差し込み……01001010……彼は緑格子の海を見下ろす電子灯台の展望塔にエントリーした。少年が目を上げ、サクタを見た。「ドーモ」「ドーモ」

 A-1、ファストストリームは電子のマッチャを挿しだした。「ドーゾ」「ありがとう」サクタはチャを受け取り、電子器を回転させて、飲み込んだ。「カナダのネットワークの味がする」サクタは言った。A-1は微笑んだ。「少し、話をしてみたかったんだよ」サクタは言った。「慌ただしかったから」

 彼らの遠い眼下では、今も無数の光が走り、行き交う。禁じられることのなくなったネットワークの光……ネザーキョウを死に至らしめたトラフィックだ。「ヨロシサンは大丈夫なのか」「……無論、私は唯々諾々と従うわけにはいかない。死んでいった者らの為にも」A-1は答えた。「ゼン・ミライ」

「ゼン……」「そうだ。ヨロシサンの目を盗み、折衝を進めていた。ゼン・ミライとの提携をチラつかせて、一方的なリコナー資産の吸収は留保させたよ」「そうか」サクタは茶器を返した。目の前のA-1には、孤独な戦いを続けてきた男の凄みがあった。「ネザーキョウのあった場所は、今後どうなると思う?」「さあ」

 A-1は広がる大地を見た。「争いはずっと続くだろうし……悩みが尽きる事はないだろう」「でも意味はあったと思うかい?」サクタは問うた。A-1は頷いた。「勿論」彼は飛び交う光の群れをあらためて示した。「だって、インターネットが生まれたのだから」「……」サクタはA-1の隣に立った。「そうだなあ……」

 サクタは遠くを見やった。「ネザーは……どっちにあるんだろう」「ネザーが?」「そう」サクタは遠い目をした。「兄貴がそこで死んでいるからね」彼は寂しく笑った。「気まずい兄弟関係だったんだけどね……」キンカク・テンプルの冷たく静かな光が、彼らの横顔を照らす……。


◆◆◆


「次の器を用意すればよいだけの事。いずれな」セトは言った。暗黒の神殿のテラスで、彼らは水銀に血と真珠を溶かした酒をかわす。セトの言葉はティアマトを慰めたわけでもなかった。悠久の時を生きてきた彼の思考は、常人のそれとは異なるのだ。

 ティアマトは物憂げに息を吐いた。「アレは厄介じゃ。ニンジャスレイヤー。アレはドラゴン・ニンジャのジュー・ジツを知っておった。チャドーの奥義をな」「それゆえ敗れたか?」「時の運よ。必死に戦うイクサでもなかろう?」「……ニンジャスレイヤー」セトは赤黒のニンジャを口に出し、その響きを確かめた。

 ティアマトは盃の酒を口の中で転がした。「……そういえば、ネザーで面白い相手と会ってな」「誰だ?」「シ・ニンジャの憑依者だよ……」「面白い」「かわいらしい娘だった。ふふふ」


◆◆◆


 ドオン! ドオン! ドオン! ドオン! ……ヤモトは激しいタイコの音に顔をしかめた。崖の上に現れた無数の影は、ネザーのオニ達である。一方、ヤモトはいまだ動く事かなわず。脚はあらぬ方向に捻じれ、折れた肋が肺に刺さっている。

 命を取り留めただけでも、良しとすべきか。ヤモトは唇を噛んだ。未熟。弱い。なにがシ・ニンジャだ。彼女は無力感に震えた。ティアマトのジツとカラテに、手玉に取られ……。ドオン。ドオン。ドオン。タイコの音は彼女の弱さを嘲笑うようだ。

「クワッザ……スダ……ザッスサ!」オニの首領と思しき、凶悪な飾りを身に着けた者が、飾り杖を繰り返し足元に打ち付けた。「ザッスサ!」「ザッスサ!」「ザッサ!」オニ達が和した。ヤモトはカタナを探した。どこだ。ジツで呼び寄せる事ができるか……!

 ドオオン! 力強いタイコ!「AAAARGH!」「AAAAARGH!」オニ達が雪崩を打って崖を滑り降りてくる!……そこへ、横から斬り込んだ影があった!「イヤーッ!」「アバーッ!」「イイイイヤアアアーッ!」「アババーッ!」切り裂く竜巻めいて、滑るように割って入ったのは、ブルーブラッドである!

 呆然とヤモトが見守る中、ブルーブラッドは金色の髪をネザーの闇に煌めかせ、殺し、殺し、切り裂き、着地した。「ズガタキェー! この御方は……御方……?」「ハガブラ! オロバ!」オニの族長が崖を滑る直前で止まり、他のオニ達に叫んだ。オニ達は一斉に踵を返し、逃走した。

 ヤモトは驚愕した。ブルーブラッド。実際、彼女はこのニンジャの事を知っているが……何故、今、ここに? 問いが口を衝く前に、ニンジャソウルが理解を染み渡らせていった。「フジミ・ニンジャ。よくぞ参った。そなたの助けが要る」ヤモトの目は桜色に光り輝いた。ブルーブラッドは駆け寄り、跪いた。

「お任せあれ、我が……」ブルーブラッドの髪は金色に輝き、瞳は不気味な赤だった。「我がセンセイ……嗚呼……センセイ……先生!」彼は頭を抱え、首を振った。「違う! ぼくは!」真っ赤な目から涙を流す。「違うんです! 先生! しかし!」「頼む」ヤモトは言った。呼吸は浅い。

「うう……う……うう……」ブルーブラッドは嗚咽しながら、ヤモトの折れた脚をさすった。「どうして……」「そなたの血が必要だ」「……アナヤ……!」ブルーブラッドは首を裂き、その鮮血を、ヤモトの脚に流し込んだ。血はやがて桜色に光り輝き、ヤモトの脚も同様に光り始めた。

 ヤモトは脚を撫でた。砕けた部位が、元通り戻っていた。「フジミの……力……」彼女は呟いた。ブルーブラッドはハッと我に返り、ヤモトを見た。「イヤーッ!」飛び下がる。「こ、小娘……!」「……」ヤモトは咳き込み、起き上がった。二人はどちらも困惑していた。あまりに神秘的な出来事だった。

「フウーッ……フウーッ!」ブルーブラッドはヒステリックに己の髪を撫でた。撫でるうちに、異様な金の輝きは薄れていった。「い……今の事は、絶対に秘密だ」彼は歯をむき出して、まず言った。「秘密?」「そうだッ! 正気を失っただけだ。気の迷いなんだ!」「とにかく……礼を言う。ありがとう」

「当……当然だ。ふざけるな!」ブルーブラッドは吐き捨てた。「いや、感謝は違う! ただ絶対に忘れろ。だが何故ここに……」「それはアタイが訊きたい事」ヤモトは違和感の残る傷跡に触れた。頭上の黄金立方体は冷たい光を投げかけ続ける。ぞっとするようなソウルの感覚。ヨモガハマが、近いのか。


◆◆◆


 バンクーバー空港。いまだタイクーンによる襲撃の爪痕深いなか、それでも常時、複数の航空機が発着を繰り返す。滑走路に臨むヨロシグリーン色のテントの下に、今、奇妙な一行が集まっていた。巨躯の男、黒髪の痩せた男、美しいウキヨ、子供……。そして、彼らに対するのは。

「ンンッ」ヨロシサンCEO秘書、ナイン・トオヤマが眼鏡に触れて咳払いをし、手元の書類を彼らに渡した。そのナインの隣で時計を気にしているのは……ナムサン!このような場所で、あまりにあり得ぬ存在であった。ヨロシサンCEO、ヨロシ・サトルその人である。

「これ以上は時間の譲歩はできません」ナインが言った。アナイアレイターが頭を掻いてコトブキを見た。「オイ」「……」コトブキはグッと俯いた。『通じねえもんは通じねえ。クソ』タキが通信でコトブキに言った。『南方戦線、おかしくなったろ? そのせいだ。とにかく、ここで押し問答しててもよ』

「ここが合流地点なんです」コトブキが繰り返した。「事前指定なんです。だから……!」「そりゃわかってるがよ」アナイアレイターは困っていた。フィルギアは意見を保留し、ザックは不安そうに皆の顔を見ていた。「アニキ……」「まず、サインしなさい。今のうちに」CEOが切り出した。

 コトブキは、受け取った「守秘義務契約書」をもう一度見た。ネザーキョウとタイクーンを倒したのはUCAである事を認め、公の場において、一切のコメントを控える事。「いいですか。CEOは調停会議で大変忙しい身です。で、ありながら、貴方がたの為に、今こうして時間を作っているのですよ」と、ナイン。

「しかも今回、貴方がたの為のチャーター機を用意しています。滅多にない事です。貴方がたの活躍を最大限に評価しての対応です」「その通り」CEOが頷いた。「私個人の記憶として、君らの働きはしっかりと留めている。恩人と言ってもいい!」『そうだ。株券も貰える約束だ。さっさとサインしろ』タキが強調した。

「でも……!」「"でも"、"だって"、はビジネスの世界で一番無駄な言葉です、ウキヨのお嬢さん」CEOが人差し指を振った。「チャーター機は温情であり、条件でもある。はっきり言おう。一刻も早く、北米から去ってもらう。これ以上君等に居られると、別種のリスクがUCAと我が社に発生するのだ。受け入れがたいリスクがね」

「なんか冷てえよ!」ザックが憤慨した。アナイアレイターは一歩前に出て、CEOを睨んだ。金色の目が光を帯びた。「テメェよォ……命令して偉そうじゃねえか。俺はテメェの事、知らねえわけじゃねえんだよ……テメェは忘れてそうだがな……エエ?」「落ち着きなさい。株券がほしいのかね?」彼らは顔を近づけ、睨み合った。

「まあまあ! まあまあまあ」フィルギアがアナイアレイターの腕を引っ張り、ふくらはぎを後ろから蹴りつけた。「混ぜっ返しちゃいけない。俺らは相乗りさせてもらう立場。俺らは、な、ワカルよな……?」「……」アナイアレイターは歯を剥き出し、CEOを睨みつけたまま引き下がった。

「実際、本当に時間がありません」ナインが突然の緊迫に困惑しながら繰り返した。「本当に、これ以上は無理ですよ」「……コトブキ=サン」フィルギアが見た。「このままじゃ本当に帰れなくなっちまう。あのさ。短い間、アイツと一緒に旅してきたけど、迎えが無いくらいで死んじまうタマじゃないさ」

「……!」「キミらの"ピザタキ"に帰って、まず色々準備を整えて、それから戻ってこようじゃないか。当然、俺も力を貸す。乗りかかった船。ニンジャスレイヤー=サンのことは、あんまりほっときたくないんだ、俺。実際の話……ヒヒ」「……」「マジに。だからさ。な」「……わかり……ました」

 ナインが咳払いした。コトブキは観念し、守秘義務契約書にサインした。「グッド!」見計らったようにヨロシリムジンが走りきて、ドアを開いた。「さて、それでは皆さん、ゴキゲンヨ。一刻一秒も猶予がないものでね!」CEOは慌ただしくコトブキと握手し、ナインと共に車内に乗り込み、走り去った。

『本当鼻持ちならねえ社長野郎だな。ヨロシサンらしいタマだぜ』タキはぼやいた。『……なあオイ、だけどフィルギア=サンの言う通りだ。アイツは……その……絶対戻って来ンだろ。他に帰る場所もねえんだからよ。そうだろ!』「……大丈夫です」コトブキは言った。「気持ちを切り替えました」


◆◆◆


 10分後。彼らの乗り込んだヨロシチャーター機は、しめやかに滑走路を滑り出した。ザックは気がかりと興奮とがないまぜになって、窓ガラスに額をつけ、足をバタつかせていた。「お前、ちッと落ち着け」アナイアレイターが注意する。「……ア? そういや、ウキヨは? どこ行った?」「乗務員さんの服に着替えるってさ」「ア?」

「だから、トイレに……」「ンなわけない」フィルギアが青ざめた。ザックはここに至って思い当たり、口を開けた。「ア……」しかしヨロシチャーター機は既に加速を始めていた。ザックは窓に顔をつけ、滑走路の後ろを見た。そして凍りついた。コトブキが滑走路に立ち、手を振っていた。


◆◆◆


 コトブキはスーツケースを傍らに、手を振って、ヨロシチャーター機の離陸を見届けた。ジェットを噴射し、あっという間にチャーター機は飛び去っていった。「……」コトブキは、やや沈思黙考したのち、呟いた。「合流地点は、ここなんです」アオザイの尻を叩き、スーツケースにもたれて座った。

 空には星が輝き、割れた月は無言でウキヨを見下ろしていた。コトブキは目を閉じ、じっと動かず、やがてサスペンド睡眠に入った。

 彼女はデジタル・オーディンがオイランマインドのビーチボールをトスする電子夢を見た。落ち着かない映像を振り払い、顔を上げると、明け方の空はほの白い。

『ザリザリ……なあ、何か様子が……』タキの通信が頭に響いた。『あのよ、なんか落ち着かないんだけどよ。お前、もしかしてだが、飛行していないとか……まさかな』「今回はニンジャスレイヤー=サンが来る番です」コトブキは言った。タキは要領を得ない彼女の言葉を脇にのける事にした。

『なあ、マジでダイッジョブだよな?』「大丈夫です」コトブキは答えた。「わたし達、ウキハシ・ポータルに突撃すれば、すぐです。いつもそうして来ました」『オイ……何だ……オイ、繋がる、待て、ちょい黙れ! いいか? ニンジャスレイヤー=サン、オイ、ようやく繋がッ』コトブキは走り出した。

 写真に焼き付く焦げ目のように、明け方の灰色の滑走路に、赤黒い火めいた影が生じた。「何だ?」マスラダはコトブキを見、訝しんだ。「他の連中は……」「帰り! ますよ!」マスラダをめがけて全力で走りながら、コトブキは叫び返した。



【エイジ・オブ・マッポーカリプス】シーズン3 ここに終わる。

 シーズン4に続く。


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