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【日報】MOTで横尾忠則とマーク・マンダース(杉ライカ)

今月はMOTに横尾忠則展とJournals展(マーク・マンダースなど)を見に行けました。時期的に空いていることもあり、どちらも凄く良かった! コロナ下でこうしたインプットが不足気味なので、心に潤いを得られます。1人でも家族連れでもおすすめの展示内容だ。あと、今回のJournals展のフライヤーはタイポグラフィ含めて超かっこいいのでおすすめ。

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横尾忠則とマーク・マンダース

マーク・マンダースは実物初めて見たんだけれども、ブロンズに彩色して巨大石膏像っぽくしてたのか……! 黄色いディスクが突き刺さってる4体作品と、床に無造作に転がってるわんこが好きです。

あと、小さなガラクタとかオモチャの部品みたいなのを単に並べて作られた作品が、何のバリケードもなくポンと床に展示されているんですが、たまたま自分の入る前に誰かが破壊してしまったのか、完成図を広げた学芸員が数名がかりでピンセットでつまみながら「これ……この辺すかね?」「いや、こっちの部品でしょう」みたいに直してた光景が、インスタレーションっぽくて面白かったです。

横尾忠則展は、ここまでギュウギュウに横尾作品が展示されているのを見たのは初めてで圧倒されたし、年代ごとにある程度体系立てて咀嚼することができてとても良かった。あと隅っこに飾られていた学生時代のポスター作品もすごいし、少年マガジンの表紙の仕事(「あしたのジョー」など)も最高にロウブロウな風味でかっこいい。当時どんだけ先に行ってたんだという感じがします。前提知識なしでも色彩のパワーを浴びられるのでおすすめ。とにかく展示がすごい密度。

その他、Journal展では大岩オスカールの『タイムズ・スクエア、ニューヨーク』がカッコよかったし、照屋勇賢の作品(マクドの袋で作る例のやつ)などもライティングが奥ゆかしくて良かったです。かつてNY取材旅行で偶然見たサバイバーツリーの木漏れ日をちょっと思い出した。早く世界がコロナから復調して色々なことが再開して欲しいな! 旅行行きたい!

(杉ライカ)

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