逆噴射小説大賞2022:二次選考結果の発表です!
お待たせしました! CORONAの黄金を求めて小説の冒頭800文字で戦う「逆噴射小説大賞 2022」の一次選考、および二次選考が、ここに終了いたしました。今年の応募総数は約260作品。そのうち約110作品が二次選考を突破しました!
選ばれなくても過度に凹まない事
逆噴射小説大賞はCORONAという黄金を奪い合う「コンテスト」である為、選ばれる者・選ばれない者が、選考のたびに発生する。AIによる選考ではないので、万人が納得するスコアを提示できるものではなく、運が絡む可能性もあるが、そういうものである。
選考を通らなかった場合も、貴方は何も失っていない。応募作自体が読者の耳目を惹く可能性もある。その冒頭800字から続けて長編を書き上げることもできる。だから、たとえ入選しなくても、その受け止め方は「CORONAを獲りそこねたな」「残念だったな、さあ次に行くぞ」ぐらいで十分である。
ここは最終的に99%が脱落する過酷な荒野なので、選考に選ばれなかった際にそれをいつまでも引きずったり、他の参加者や審査を恨んだり、「この賞を取れなかったらきっぱり筆を折る」のように人生を賭けてしまう依存的な精神状態であれば、はじめから応募を控えるべきだ。そして自分でCORONAとドリトスを買いに行き、NETFLIXでもつけながら一杯やっていた方がはるかに健康的である。
(逆噴射聡一郎)
:::2022年の二次選考突破作品リスト:::
選考に際して
1:「スキ」数は選考に影響を与えていない
今回の応募作品はnote上で誰でも閲覧可能なので、読んだ時に「スキ」をつける事が出来ます(是非、今後もどんどん「スキ」をつけてください!)。しかし、選考の際に「この作品はスキが多いので通そう」「この作品はスキが少ないので外そう」という判断は一切していません。パワーがある作品が広く人目に触れた時、必然的に「スキ」が沢山つく傾向がありますが、現時点で獲得するスキの量は各アカウントのフォロワーの多寡などにも左右されるので、話そのものの面白さと必ずしも相関しているわけではありません。
2:過去の投稿歴は選考に影響を与えていない
逆噴射小説大賞は歴史のある賞ですが、過去の受賞者にゲタを履かせる的な事は行われていません。「毎年頑張っているから今年は少し甘く採点しよう」という事もありません。選考の最中では、タイトルを確認したらすぐに下へスクロールしてしまうので、投稿者の個別のアカウント名やアイコンは特に確認していません。
3:ヘッダー画像は選考に影響を与えていない
賞のビジュアル的な賑わいの観点から、参加作品の記事にはなるべくヘッダー画像をつけてほしいとお願いしています。しかし、画像の有無や画像の内容が選考に影響を与えることはありません。「自分はうまいヘッダー画像をつけられなかった」と気に病んでいる人がもし居たとしても、我々はそれを今回の賞の評価には入れていないので、心配しないでください。
4:「800文字で物語がきれいに完結/完成してしまっている作品」は選ばれにくくなる
今回のレギュレーションは「その先さらに続く小説の、冒頭の800文字」です。綺麗に800文字で全てを回収してオチがついてしまうと、ショートショート作品のようになってしまうので、この賞の趣旨とは違うという事になります。非常に面白いものであっても、あまりにも800字できれいに閉じてしまって続きが書きようがないと判断されたものなどは、逆に落選してしまう可能性があるのです。例えば、もしこれが「800文字ショートショートSF大賞」だったならば選考を突破していたであろう作品はたくさんあります。なので「エッ!? あの作品すごく面白かったのになんで選ばれてないの!?」「エッ!? あんなに意外な目のさめるような結末だったのに!」という作品がもしあったとしたら、こういった理由があるかもしれません。
5:きわめて僅差の可能性
今回の一次選考&二次選考に際して、飛び抜けて面白いものは、一次選考の段階でいっぱつで抜きん出て「最終候補行き」として選ばれました(特にそれらは今回の発表マガジン上では区別していませんが)。一方で第二次選考に関しては、公式の「選考突破作」マガジンとして発表する以上、ある程度「このくらいの作品数まではしぼりたい」という目安を設けたコンペとなっていますので、「ギリギリ通過した人」と「ギリギリ通過出来なかった人」の差は、非常に僅差である可能性があります。何らかの要因が貴方を当選 or 落選させましたが、結果をあまり重く受け止めず、また通過した場合はこの後に最終選考が控えている事を考えてあまり期待しすぎず、落選した場合も、僅差で敗れただけである可能性を考えてあまり落ち込まず、今後の貴方の創作に活かしていってください。
🌞CORONAは誰の手に?🌞
我々は引き続き、最終選考へと進んでいきます! 最終選考作品群と大賞作品をコメンタリーつきの記事としてまとめ、2022年12月中を目処に発表予定です。遅れそうな場合はアナウンスを行います!
それまでの間、まずは今回の二次選考マガジンの収録作品をみなさんで読んでみてください。そしてどんどん気軽に「スキ」を押してみてください! SNSとネットワークが地表を覆い尽くし生み出されたこの過酷な創作のMEXICOにおいて、あらゆるオンライン創作者のサヴァイヴにとって真っ先に必要なのは、濃ゆい批評や長文感想やCORONAではなく、まずは気軽な「応援」という名前の水です。この過酷なMEXICOで戦う人たちに、どうかたくさんの水をあげてください!
今年度の選考に関する追加のメモ
::2022年度版のメモ::
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