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「地獄少女」は白石監督要素が詰まった快作(本兌)


来た、「地獄少女」特報映像だ! 11月15日公開!

今作は試写会で観ることができたのだが、青春ホラー映画として素晴らしい内容であると同時に、監督の作品が大好きでこれまで沢山観てきた自分(フェイバリットは「ある優しき殺人者の記録」)も超ガッツポーズな、白石監督のイズム溢れる作品になっているのだ……!

白石晃士監督はその独特な作風と拘り、ユーモア、モキュメンタリーの作り込み、作品に通底する神話的世界観によって熱心なファンを獲得している偉大な存在だ。ローバジェットの作品であってもその世界観は強固に構築されており、作品自体の面白さを通して「クリエイションの素晴らしさ」みたいなものが魂に響いてくるし、メジャー作の「貞子VS伽椰子」においてもその輝きは満載、壮絶なカタストロフィに「ヤッター!」と感極まってしまったものだ。未体験の方はぜひ、除霊対決がやがて異能ヒーローに発展する「カルト」や、口裂け女に金属バットで応戦する「コワすぎ!」から観ていってみてほしい。

ティーザー時点なのでまだあまり内容に触れないでおくのだが、とにかく言いたいのは、白石監督作品の諸要素が原作と非常に良いバランスで融合し、カタルシス溢れる内容になっていて、大感動してしまったという事だ。クズ野郎が右往左往し、青春がキラキラ輝いて、痛快な展開、非常に良かったのだ! そしてアレとかアレとか過去作の様々な要素がセルフオマージュされたり色々こう……興奮! 今から公開が楽しみである……!

(本兌有)



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