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ネオベイジン取材旅行2019ハイライト

というわけで、昨年の香港、九龍、澳門、深圳の取材旅行に続いて、今回は北京までニンジャを探しに行ってきました。イェイイェイ! 香港、九龍といえば、トラディショナルなアジアン電脳サイバーパンクの聖地として欠かせないスポットのひとつであり、実際その取材旅行で得られた成果は「スズメバチの黄色」にも活かされました。今回はアジアンサイバーパンクの流れを継続し、中国大陸を北上して北京です。

ダイハードテイルズ作品は、都市やそこに生きる人々の営みがテーマとなることが多いです。そしてその空気感や息遣いは、実際にストリートを歩いてみないとわからないことが多々あり、過酷な執筆スケジュールの合間を縫って、可能な限りいろいろな場所へ取材旅行に行って、歩き回っています。LAやニューヨークや香港に続き、今回も北京で様々なインスピレーションを得られました。日頃からのみなさんのドネートと書籍購入に感謝です。今回の杉の記事では、取材旅行の一部をハイライト的にご紹介します。


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万里の長城(死馬台)

もちろん、万里の長城にも行ってきました。最もメジャーなのは「八達嶺長城」と呼ばれるエリアのようですが、観光客だらけめちゃくちゃ混雑しているようなので(中央線くらい混んでる写真を見てビビったので)、そこから北に120kmほど行った「司馬台長城」エリアに向かいます。馬が落ちて死ぬくらい急なので、昔は「死馬台」と書いたそうな。落ちて死なないようにがんばろう。

ちなみに、万里の長城というのは一筆書きされた一本の超長いやつが存在するではなく、長城的なものが秦代以前から既に中国全土にいくつもあって、各国ごとにバラバラに作られていて、それをつないだり修復したりしニンジャに破壊されたり秦が滅びたり色々しているうちに世界遺産になったのだそうです。

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