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ダイハードテイルズ所属作家紹介:逆噴射聡一郎とは?


“よくきたな、おれは逆噴射聡一郎だ。お前はコナンを知っているか? 知っているだと? どうせそれは江戸川や未来少年だろう。しかもおまえは、おれに聞かれてからスマッホンをONにし、Siriに聞いてトップに出てきたやつをざっと見わたして、さも知っているようなふりをしてるだけだろう。おまえの行動はみえみえで、ここがもしメキシコだったら即座にダニートレホにナイフでころされ、犬にも慰めてもらえない死をむかいていたはずだ。” 

 - 「ダイハードテイルズ」誌掲載コラムより


逆噴射聡一郎とは何者か?

 皆さんは最近、文中に「メキシコ」「真の男」「バンデラス」「腰抜け」などのワードが頻出する怪文書やネットミームをご覧になった事があるでしょうか? それに伴い「逆噴射文体」「逆噴射先生」等の呼称を見かけて、ますます混乱した事は? これは、逆噴射聡一郎先生のシグネチャー文章です。(あるいは、それを模倣したファンによる文体模写です)

「エッ!? そもそもそれは誰?」という疑問と困惑はもっともです。何故なら逆噴射聡一郎先生がダイハードテイルズに再び作品を寄稿されるようになったのは、ほんの数か月前の事だからです。短い期間のうちに、彼の幾つかの原稿が人々の耳目に触れ、しばしばネットで話題に上るようになりました。それは我々の予想を超える速度でした。2020年を間近に控えた混迷の現代社会において、人々は大切な何かを取り戻そうとしているのかもしれません……。

 考えてみると、われわれダイハードテイルズは逆噴射聡一郎先生について、ほとんど説明してきませんでした。しかし、何らかの機会に「あの文章は何なのか?」と疑問に思った人が、一次ソースに当たることができないのも不親切なので、今回は逆噴射聡一郎先生について、そのアーティスト・バイオやコラム、発言の引用などを行いながら、あらためて紹介させていただこうと思います。

“よく来たな、おれは逆噴射聡一郎だ。おれは毎日相当な量のテキストを書いているが、誰にも読ませるつもりはない。” 

 - 「ダイハードテイルズ」誌掲載コラムより


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バイオグラフィー・オブ・逆噴射聡一郎

逆噴射聡一郎は日本の作家、社会派コラムニスト、ロウブロウ・アーティスト。1970年代の終わりに日本に生まれる。ダイハードテイルズ出版局に所属。diehardtales.com のアートダイレクションも行う。

彼の文章には、メキシコを舞台としたロバート・ロドリゲス監督の映画作品「デスペラード」(1995)からの極めて強い影響が見られる。逆噴射聡一郎はその真の男らしさ(Manliness)を追求した独特の文体で、数多くのコラムを執筆してきた。


“トランプはあほで、クリントンは腰抜けだ” 

 - 2016年アメリカ大統領選前の発言より

重度のメキシコ妄想

 逆噴射聡一郎が文中で語るメキシコとは、映画「デスペラード」によって構築されたものであり、彼のコラムの大半は、読者が前提知識として「デスペラード」「バンデラス」「メキシコ」「ダニートレホ」などの言葉とそれの意味するものを当然知っているものとして進められる。加えて彼は「ドリトス」や「コロナビール」を神聖視しており、文中にも頻出する。

 逆噴射聡一郎自身はメキシコへの渡航経験が無いことが、過去のコラム内で明記されている。社会派コラムニストではあるが、逆噴射聡一郎の文章中におけるメキシコは「真の男のための国」として憧憬とともに描かれており、決して現実のメキシコに対する政治的、批判的な意味を含むものではない。


“おれは薄味はあまりすきではない。なぜなら化学メキシコ成分が不足しているからだ。だがこの青い色はメキシコの青空のようだ。”


 - 逆噴射聡一郎プロショップ
   「フリトレー ドリトスうす塩味」に対する商品コメントより

文章によるロウブロウ・アート

 逆噴射聡一郎は西海岸系のロウブロウ・アート(ポップ・シュルレアリスム)とパンク・カルチャーから強い影響を受けたが、自身では絵を描くことができなかったため、文章によるロウブロウ・アートという新しい表現手段を目指した。2002年にオンライン・パルプマガジン「ダイハードテイルズ2」誌上で公開された初作品「ドリトスが、おれの道を教えてくれる」から、逆噴射聡一郎は一貫して「文章およびコラムによるロウブロウ・アート表現」を目指し続けている。これは、自らの愛好してやまない(そして社会的に見くびられがちで過小評価されがちな)カルチャーの価値を、アートの文脈によってより高め、否が応でも社会に認知させるためである。

 彼は従来のロウブロウ・アートの概念に、自らの独特で妄想的なメキシコ観、簡潔で前時代的なManliness文体、そしてゲーミングカルチャーなどを組み合わせてきた。彼の作品の多くは、過激でManlyな文体を用いた「生活に根ざした嗜好品(映画、ゲーム、酒、スナック、小説など)を紹介するための商業的コラム」の形を取るが、それらには常に現代社会と自分との接点や、社会全体を俯瞰する視点、およびその中で生き残るための野蛮な知性や警鐘、そしてメキシコに対する独特で個人的な考えなどが含まれる。彼は稀に小説作品も執筆する。

 逆噴射聡一郎のアティチュードは、1999年の設立以来、ダイハードテイルズの運営方針に大きな影響を及ぼし続けている。

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Diehardtales.com 上で読める逆噴射聡一郎作品

 逆噴射聡一郎先生は、2016年のDiehardtales.com始動以来、既に数多くのコラム作品を提供してきました。その多くはフリーで一般公開されたのち、月額制有料マガジン「ダイハードテイルズ出版局活動月報」内にアーカイブされています。一部の記事はアーカイブ後もしばしば「人気記事セレクション」に移動されることがあります。以下に代表的な記事を列記します。

【日報】おまえはバーフバリで現代の神話を目撃する(2018年作品)

パルプ小説の書き方(12):宇宙空間でも爆発音はする(2018年作品)


コナンが、おれの道を教えてくれる(2017年作品)

おまえはDestiny2とともに、再び真の男へと生まれ変わる(2018年作品)



おまえがネット連載から物理書籍を出すことになったら最低限知っておいた方がいいこと(2016年作品)


【アーカイブ】ドリトスが、おれの道を教えてくれる(2002年作品)

この他、Diehardtales.com上で公開された逆噴射聡一郎先生の作品は、noteの #逆噴射聡一郎 タグで検索できます。


逆噴射聡一郎先生のコラムをもっと読みたい方は、まずこちらのマガジンをどうぞ。「パルプ小説の書き方」のバックナンバーも入っています

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