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シャード・オブ・マッポーカリプス(68):カラテビースト

タイクーンがこの地にもたらした邪悪なカラテが生態系を歪め、獣たちは黒帯を締めるに至った。カラテビーストで最も恐ろしいのはクマだ。爪や牙にくわえ、セイケン・ツキや踵落としなどのカラテを見舞ってくる。だがフルーツモンキーや鹿ですら、彼ら非力な民にとっては恐るべき殺戮者なのだ。

 -【エンター・ザ・ランド・オブ・ニンジャ】より

カラテビーストとは

カラテビーストとは本来、「ニンジャのジツによって超常の力を注ぎ込まれた動物たち」や、「ジツによって一時的に生成、召喚、ないしは改造された魔獣(と呼ぶにふさわしき怪物)」たちを指す言葉であった。

前者の例として、例えばブラドニンジャ・クランのニンジャは、自らの血を人間に飲ませて一時的にカラテを増強させる「グール・ジツ」を用いるが、これを狼に飲ませることでその力を強化できた(そして血中カラテ濃度が減衰してゆくに従って、この狼からは超常の力が失われてゆくのだ)。後者の例としては、ジツの力で生み出される闇のカラテ馬や、古代のリアルニンジャたちが使役していた恐るべき合成獣などが挙げられる。

おしなべて、カラテビーストは特に高い知性を持つわけではなく(むしろ凶暴化によって低下していることすらある)、またカラテトレーニングを積んでいるわけでもないため、ニンジャアニマルとの間には数々の相違点が存在する。

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