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パルプ小説の書き方(実践編4):「開幕シーケンスを考えろ」(逆噴射聡一郎)

【承前】

よくきたな。おれは逆噴射聡一郎だ。おれは毎日すごい量のテキストを書いているが、誰にも読ませるつもりはない。おれは今夜も組織の追っ手をかわし、MEXICO当局の目をかいくぐりながら、行きつけのサルーンでこれを書いている。

おれは今までパルプ小説の書き出し方や、キャラやタイトルの作り方などをおまえにいろいろ教えてきた。PRACTICEを重ねたおまえは、インパクトのある冒頭の書き方もつかめてきたはずだ。だが・・・・・それは小説のためのパーツや素材にすぎない。最終的に小説として仕上げるための方法をおれはまだ書いていなかった。もっとも中には、誰に教わることもなく、野生のカンだけでそれができている真の WOLF - 狼- のような鋭いパルプの牙を持ちし者もいるかもしれない。だが、普通はそう簡単にはいかないものだ。毎日のPRACTICEで銃の腕前を鍛えるように、小説を書くスキルも磨かなければならない。おまえは真の男だから絶対にいつかそれができる。要は練習だ。毎日だ。

今回おまえに教えるのは、そのひとつ「好きなシーンから書いていき、それをいくつも繋いだり並べ替えたりして、1本の小説に仕上げる方法」だ。

逆噴射聡一郎先生プロフィール:社会派コラムニスト。昔からダイハードテイルズ・マガジンに時々寄稿してくださいます。当マガジン上にて「パルプ小説の書き方講座」を連載していただいています。2018年までの記事で「パルプ小説講座」の基本とPracticeは一通り終了したので、2019年はそこから発展した内容や、これまでに触れた特定項目を掘り下げた内容となっていきます。

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