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ドーモ、ニンジャスレイヤープラスです

ゴウランガ!

NINJA SLAYER PLUS」! その突如現れたシュッとした物体がなんなのか、我々は説明したいと思っています。それはいわば、より濃厚なニンジャアトモスフィアを摂取するために作られた、手売りの月額制ホチキス綴じパルプマガジンです。原作者ボンド=サンとモーゼズ=サンのアティチュードに倣い、初心に帰りつつ、新たなフロンティアを開拓する目的で開始されました。

では「NINJA SLAYER PLUS」にはこれからどんなコンテンツが蓄積されてゆくのか? 分類ヘッダーを見ながら解説していきましょう。


各種ヘッダーの見分け方

◆AOMオンゴーイング:第四部のメインストーリー◆

ニンジャスレイヤーの最新作(第4部時系列)である「エイジ・オブ・マッポーカリプス」のTwitter連載分が、適切な加筆修正などを施された上で、まとめノートとして蓄積されていきます。なお、AOMオンゴーイングの最も大きな特徴は、メインストーリーのみによって構成され、従来のような時系列シャッフルが行われていないことです。ボンド=サンは以下のように語っています。これが、後述するサブストーリーズと明確に分類した理由です。

「基本的に、第1部は70-80年代、第2部は90年代、第3部は00年代の、我々が考えるニンジャ・エンタテイメントの精髄を01の海底から掘り出して反復させ、結晶化させるというテーマに基づいて作られている。数年間のうちに、30年間を圧縮する試みともいえるだろう。だから、どれだけ過去を懐かしむ人がいようとも、各部のアトモスフィアは線引きされなければいけない。破壊して新しいところへ向かわねばならない。では第4部は? 当然、最も現代的なニュアンスが複数そこに含まれているべきだろうと我々は考えた。そのひとつが、配信型の連続ドラマだ」(ボンド=サン談)


ニンジャスレイヤーという作品のメインストーリー。それは当然ながら、ニンジャスレイヤーとニンジャの熾烈な戦い、そしてニンジャソウルと人間性のせめぎ合いです。Twitter上でこれまで通りリアルタイム翻訳連載された後、適切な加筆修正をほどこされたものが、この「AOMオンゴーイング」に逐次追加されてゆきます。「NINJA SLAYER PLUS」のメリットは、note上で、広告等が表示されること無く、整った環境で、より原作者の意図するものに近い形でまとめられたものを、いつでも自由に読む事ができることです。


◆AOMサブストーリーズ:魅力的な横枝◆

「AOMサブストーリーズ」には、AOM時系列で展開されるエピソード群のうち、オンゴーイング以外のすべてが含まれます。オンゴーイングの主人公であるニンジャスレイヤーが登場しないものも多数あります。現在、「フラワーズ・フロム・フロスト」「ガイオン・エクリプス・シリーズ」などの収録が予定されています。

ニンジャスレイヤーという作品には、主人公であるニンジャスレイヤーだけでなく、ネオサイタマという都市そのものや、そこに生きる魅力的なサブキャラクターたちが主役となるようなエピソードやスピンオフが多数存在します。我々はこれらのエピソードもできるだけ多く紹介したいと思い、第三部連載時に本編と織り交ぜながら展開してきました。

しかし結果として、サブストーリーが進行している間はTwitter連載上で「話の本筋がなかなか先に進まない」という事に繋がったり、ニンジャヘッズではない人からは、長大な歴史を持つアメコミの翻訳本のように「沢山ありすぎてどこから読めばいいのかわからない(ので読まない)」ように思われてしまったという事実もあります。

そこで原作者と念密なIRC会議を行ったうえで、この機会にニンジャスレイヤーの持つ魅力である「シンプルなわかりやすさ」と「多様性の奥深さ」を、「オンゴーイング」と「サブストーリーズ」に切り分けることにしました。一部のサブストーリーは、Twitter上では連載せず、noteで初公開となる予定です。


◆AOM資料な:資料な◆

AOMの世界観を読み解くための資料集、および断片的などです。ボンド&モーゼズ両氏の書き下ろしによる掌編ストーリー的なものから、メモをもとに再編されたデータリストなど、様々な種類が存在します。AOM世界についてより深く突っ込んで知ることができる内容や、「ニンジャとは何なのか」といったチュートリアル的な内容が含まれます。「読まなければ本編を理解できない」という性格のものではありません(むしろ、初めての人からそのような敷居の高いコンテンツに見えて敬遠されてしまうと嫌なので、このような形式で公開します)。プラスアルファで、より深く広く楽しむ助けとなるでしょう。

「ニンジャ名鑑プラス」は、Twitter上に掲載されるニンジャ名鑑のリッチ版です。AOMにおいて、ニンジャは世界中におり、「ヒーロー」「ヴィラン」のように単純な分類ができるものではなく、様々な陣営も存在します。またそもそも、ニンジャは人外の怪物でもあります。このため、有名なモンスターを捕まえるゲームのように「山」と「川」の2種類に分けました。いずれ増えるかもしれませんが、まずはこの2種類から始まります。

◆ニンジャスレイヤー・トリロジー◆

Twitter連載版を推敲したまとめノートは、AOMの全エピソードのみならず、旧三部作の既存エピソードに関しても追加されてゆきます。第三部連載当時、我々は本来の「ニンジャスレイヤー:ネヴァーダイズ」にサイド的な短編集のエピソード群を織り交ぜつつ連載を行っていました。それら短編集作品を、適切な加筆修正などをほどこしたうえで、このNINJA SLAYER PLUS 上に掲載していきます。

例えば短編集「ネオサイタマ・アウトロウズ」「ニンジャ・サルベイション」「ザ・ドランクン・アンド・ストレイド」「デッド・バレット・アレステッド・ブッダ」他)は、4部アトモスフィアへのブリッジにも適した短編集なので、まず最初に収録していくことにしました。

また短編集「エイトミリオン・ニンジャソウルズ」に収録されつつもまだ翻訳されていない3部時系列の特派員シリーズ、ヤクザ天狗スピンオフ、あるいはTwitter連載形式にそぐわなかった「プロメテウス・アレイ1999」のようなエピソード等、書籍未掲載・Twitter未掲載の短編もここにアップロードされていく事でしょう。


◆ニンジャスレイヤー・アーカイブズ◆

「ニンジャスレイヤー・アーカイブズ」は、ボンド&モーゼズ両氏のラフスケッチ的なものや、インタビューコンテンツ等をまとめたものです。プロト版ニンジャスレイヤーのテキストも読めるようになります。原液のように奥ゆかしいニンジャアトモスフィアを摂取できます。またこのヘッダーは、ニンジャのように突然現れて人々を驚かせるためにも用いられます。


その他には?

開始時のヘッダーは上記の5つだけですが、今後も必要に応じてヘッダーやカテゴリーが増えていきます。noteの特性も活かし、Twitterではできないようなインタラクティブなニンジャ行為やタノシイ系コンテンツも盛り込みたいと考えています。

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◇ゴウランガ通信局◇

Q:いつもプラスを楽しく読んでいます。プラスに収録されるエピソードは、物理書籍化に影響を与えるのですか?
A:
プラスに収録されたエピソードだからといって、物理書籍化されないということはないので、ごあんしんください。また、既に物理書籍化されているエピソードがプラスに収録されることもありません。さらに、プラスに収録されたエピソードが物理書籍化されたとしても、プラス版が削除されてしまうことはありません。物質化されないと多くの人の目に触れないので、我々はより多くの人にニンジャスレイヤーを知ってもらうため、常に物理書籍化を最優先で狙っていますし、物理書籍の推敲作業を常に最優先にしています。

Q:Twitter連載は終わってしまうのですか?
A:いいえ。Twitter連載はこれまで通り、おそらくはTwitter文明が崩壊するまで、何も変わらず行われますのでご安心ください。また有志の皆さんによるトゥギャッターの引用まとめを制限するものではありません(いつもありがとうございます)。従来通り行っていただいて大丈夫です。なお念のため、常に言及している事ですが、我々はTwitterが作品の紹介に最適なのでTwitter上で無料の連載を行っているだけであり、ニンジャスレイヤーの全コンテンツ無料配布とかを最終目的にして活動しているわけではありません。

Q:Twitter連載とnoteの違いはなんですか?
A:Twitter連載はリアルタイムで実況をするのに向いています。一方で、140字の制限が絶対的であるため、本来の内容から少し崩れた形になっていることがあります(物理書籍で加筆されています)。またリアルタイム翻訳連載であるがゆえに、逐一直していられない誤字脱字や、文章の「てにおは」のおかしな部分がどうしても生じてきます。プラス版はこれらが解決され、快適に読めます。また、プラスでのみ公開される新たなサブストーリーも出てくるでしょう。一部のエピソードは、残念ながらTwitter連載に向いていません。140文字のテンポに嵌めることで、本来持つアトモスフィアが失われたり大きく変質してしまうのです。そのようなエピソードは初めから通常の小説の形にして発表したいと思っています。

Q:どのようなインパクトを世界に及ぼすのでしょうか?
A:第4部AOMがボンド&モーゼズ両氏の新たな挑戦であるように、「ニンジャスレイヤープラス」は我々翻訳チームにとっての新たな挑戦でもあります。人類の歴史を見渡してみても、このような形態でニンジャの持続的なDIY供給に成功した前例は、おそらく皆無でしょう。なぜそんな危けんな事をするのかと考える人もいるかもしれません・・・何か世界によくないのでは・・・誰かに怒られるのでは・・・そのような心配を。しかし思えば、Twitterでニンジャ小説を連載して物理書籍化した前例も無かったのが、6年経った今では「ありふれた当たり前のこと」になっています。我々はニンジャスレイヤーという小説に魅了され続けており、より多くの人にこの作品を知ってもらうために、「ありふれた当たり前のこと」にならない努力を続けています。「NINJA SLAYER PLUS」の購読者数が増えれば増えるほど、我々はより速いスピードでコンテンツの増強ができるようになるでしょう。本来ならば翻訳できなかったような、サブキャラクターの派生エピソードまでをも紹介できるようになるかもしれません。翻訳チームの人数を増員し、地上をさらなるニンジャアトモスフィアで満たすことが出来るかもしれません。我々はこの電子的な時代に、原作者ボンド=サンとモーゼズ=サンのアティチュードに倣い、初心に帰って、手売りの月額制ホチキス綴じ同人誌を開始したのです。あなたはそれに一枚噛むことができます。これはいわば、カラテキック式による新たなニンジャ時代のキックスターターです。



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