Twitterのフリート機能をクリエイターが活用する為の実践ガイド
この記事では、Twitterの「フリート機能」を使ってわかったことや、ちょっとしたTIPSをノウハウとしてまとめてみます。主にクリエイターの人向けというか、「自分のコンテンツのプロモーション用にフリートを使えるかな?」と考えている人向けの情報共有です。専門的なノウハウをまとめた後半部分は定期購読マガジンに入れておきました。
はじめに
われわれダイハードテイルズでは、@NJSLYRというTwitterアカウントを用いて「ニンジャスレイヤー」という小説の連載を行っています。度々メディアミックスが行われ、ウェブ上で無料閲覧できるものも沢山あります。現在、チャンピオンRED誌上で「ニンジャスレイヤー キョート・ヘル・オン・アース」のコミカライズ連載が行われています。
先日、Twitterのスマホ用クライアントに新機能「フリート」が実装されたので、作品のプロモーションとして活用していたところ、J-CASTさんから取材をいただきました。
フリートとは?
機能的にはInstagram内の「ストーリー」とほぼ同様の機能で、写真や短い動画、言葉などを24時間だけ表示させ、左右のフリックやタップによって次々に見ていくことができるものです。ホーム画面の上半分に、フリートを更新したアカウントのアイコンが並ぶようになっています。詳しくはTwitterの機能説明をどうぞ。PCブラウザ上ではまだフリートは見られません。
とりあえず、使わない手はない
当初この機能が発表された時、「単なるInstagramのパクリ」「24時間で消えるといってもスクショされたら消えた事にならないので危険(←??)」「Twitter無理すんな」「ナイトメアビフォアクリスマスは見たのか?お前はサンタにはなれないんだよ」などの酷評が目立ちました。
しかし、実際に使ってみると結構面白いし、軽かったのです。また、ここで重要なのは「Twitterに普段常駐している人(われわれ)は、可能ならば楽をしたい、あらゆるものをTwitter上で済ませたい、という根本的欲求がある」ことです。わざわざ他のアプリに切り替えたくないのです。
今の時代はいらない物やキップルが溢れているので、われわれは可能な限りアプリや持ち物を減らしたいのです。財布とキーケースと定期入れとカードケースとスマホを別々に持ってポケットを膨らませるよりも、くっついてるならくっついてる方を選んで、身軽になりたいのです。
その昔、ガラケーにカメラ機能が初めて実装された時、「外付けカメラアタッチメントをつければカメラが内蔵されていないケータイでもカメラは使える。だからカメラ内蔵ケータイなど無意味」「だいたいデジカメで撮って取り込んでメールしたほうが解像度が良い」という意見がありました。そういう事ではなかったと歴史が証明しています。
フリートを使っていない人で「既読足跡がつく」ことをすさまじく警戒している人もたまにいますが、フリートは能動的に踏みに行かなくとも、YouTubeの自動おすすめザッピングのように、放っておくと自動的に次の人のフリートに向かってしまう仕様なので、多分誰もそんなこと気にしません。
そもそもクリエイターには有利な点しかない
「Twitterはもう終わった」と5年前くらいからずっと言われていますが、少なくとも日本国内ではTwitterユーザーは増え続けています。もちろんフリートが今後流行るのか廃れるのかはわかりません。しかし今この時は、やらない理由を探す前に、一度やってみるべきだとわれわれは考えました。
これはTwitterの結構大きめの新機能なので、実装からしばらくは、かなりインプレッション面で優遇されるのは間違いありません。なによりホーム画面のかなりのスペースを普段から専有しています。タダで目立つスペースの利用権をもらったも同然なのです。貴方がイラストや漫画作品を扱うクリエイターであれば、やってみる価値はあります!
やるだけでけっこう面白い
フリートは作業コストも精神的作業コストも劇的に軽いです。これは普通のツイートよりも軽いといえます(ちなみに以前Twitterに搭載された「モーメント」機能は重いうえに導線が悪く、誰も使いませんでした)。この気軽さは、10年前の、企業のきの字もない、原始的なTwitterにあふれていた気楽さが取り戻されたような感じです。
また単純に、この新機能でいちはやく遊ぼうとしている人たちのフリートを目にすることになるのですが、それがリリースされたばかりのMMOゲームを楽しんでいるかのようで、心に癒しをもたらしてくれます。局員の杉が楽げに使っている様子をつづった雑記にもそれは現れています。
というわけで、ここからはフリートを実際に使ってわかったことや、ちょっとしたTIPSをノウハウとしてまとめてみます。
主にクリエイターの人向けというか「自分のコンテンツのプロモーション用にフリートを使えるかな?」と考えている人向けの情報共有です。そういうのを読まずに楽しみたい人もいると思うので、後半部分は定期購読マガジンに入れておきました。
実際のスクリーンショットを用いて、どのように画像を連ねるか、どういったズームをすれば効果的なのか等について記載してありますので、参考にしてみてください!
フリートは漫画とアニメのハイブリッド
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