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シャード・オブ・マッポーカリプス(39):磁気嵐の晴れた世界で(5)

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 ZZZZZ-DOOOOOM! エメツ合金コーティングが施された弾丸状APC〈黒馬車〉は、凄まじい破砕音とともにオムラ浮遊要塞メガスゴサの物理装甲を突き破ると、第二隔壁を食い破り、オムラ社員食堂にまで達した。カタナ・オブ・リバプール社の仕掛けたこの強襲により、壁際にいた不運な十数名のオムラ社員とオムー1体は、一瞬にしてガレキと金属と肉のネギトロ混合物に変わったのである。

「オムラ・ダカラ!」「「「オムラ・イチバン!」」」

 BRATATATATA! BRATATATATA! BRATATATATA!

 だがパワード鎧を着込んだオムラ戦闘社員たちに狼狽の気配は無し! 彼らはパワード鎧の機能によって即座にZBR注入を行い士気を高めると、オムラマシンガンを構え、〈黒馬車〉に重金属弾の雨を浴びせ続けた。その中に敵ニンジャが乗り込んでいる事、全て承知の上である!

「制圧射撃継続、ハゲミナサイヨ! カタナ社の盗人どもは、一人たりとて生きては返しません!」「「「ハイ!」」」

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