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ニンジャスレイヤーTRPG2版ルールブック:リリース直後アンケート結果発表

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これはニンジャスレイヤーTRPG2版ルールブックのリリースから約2ヶ月後に開催された総合アンケートの結果発表です。総合アンケートは引き続き回答を受け付けていますので、もしあなたがまだ回答してないようであれば、そちらもぜひチェックしてみてください!(書籍に挟まっているアンケート葉書のような位置づけです)

なお初版第1回、および初版第2回の総合アンケート結果も、左のリンク先からチェックできます。

ではどんな結果になったか、さっそく見ていってみましょう!


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◆1:あなたの原作知識やゲーム経験などについて

Q1:あなたのニンジャスレイヤー原作知識はどのくらいですか?

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初版の第1回アンケートに比べると、ガッツリと原作を読み込んでいる層の割合が多く、ややハードコア寄りの印象を受けるかもしれません。ただ、初版の第1回アンケートは発売後一年を経ての結果なので、2版リリース直後であることを考えると、こんなものじゃないかな、というバランスです。特に何か大きな変化はないと見ています。

ニンジャスレイヤーTRPG2版は、例えばクトゥルー神話TRPGのように「TRPGからニンジャスレイヤーの世界に入る」こともできるようなシステムを目指しているので、引き続き「原作知識がほとんどなくてもプレイ可能」であることをアピールしていきたいですね!


Q2:2版をプレイした感想のうち「面白さ」について、最も近いものを選んでください

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こちらも大きな変化はないと見ています。主にこれらの基礎質問は、後半の回答と組み合わせて傾向を細かく見たい時に使っています。

マガジンなどの売れ行きを見ても、以前より「TRPGは未プレイだけど面白そうなので読み始めた」という方が増えている感じを受けますし、新しいプレイヤー/読者が増えるのはとても嬉しいことです。

TRPG書籍はそれ自体が読み物として楽しいものですし、実プレイの有無を特に気にする必要はありません。そしてもちろん、ゲームをプレイしてデータが読めるようになると、さらに楽しさは広がりますので、ぜひいつか挑戦してみてください!


Q3:2版をプレイした感想のうち「ルールの理解の難しさ」について、最も近いものを選んでください

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2版は初版の「ルールブック+プラグイン基礎」までを盛り込んでおり、単純にルールブックの厚さが2倍くらいになっています。このため、複雑になりすぎていないかが心配だったのですが、ひとまずちょうどいいバランスのエリアに収まっているようで安心しました。

ただ、本当に初めてという層はこれから回答が増えてくるはずなので、そちらも引き続きチェックしていきたいと思っています。


Q4:あなたの現在のゲームプレイ環境は、どれが一番近いですか?

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以前とほぼ同じ傾向です。やはり緊急事態宣言などもあり、オフラインセッションの機会はどんどん減っている印象があります(以前はそこそこいた「オンライン/オフラインが半々程度」という層も、現在はオフラインかオンラインかにはっきり二分された印象です)。

ニンジャスレイヤーTRPGは最初からオンライン/オフライン両対応可能としてデザインされている強みを生かし、その時々で適切なプロモーションをしていきたいなと思っています。


Q5:あなたのTRPG経験について教えてください。

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初版時のアンケートと比べると、リリース間もないためか、普段他のシステムで遊んでいる「ハードコアゲーマー層」がまだ参入してきていない印象です。ただ、全体のバランスとしてはそこまで大きな変動はなく、引き続きビギナーとベテランのバランスが程よい比率ではないかと思います。

他によくプレイされているシステムは?:上で「ハードコアゲーマー」または「そこそこ」と答えた方に追加質問で、よくプレイするTRPGのタイトルを答えてもらいました。

 1位:クトゥルフの呼び声/クトゥルー神話TRPG
 2位:ダブルクロス
 3位:シャドウラン
 4位:ソードワールド
 5位:シノビガミ

といった結果になっています。前回はクトゥルフが圧倒的だったのですが、今回はそこまでの偏りは見られませんでした。TRPGシステムというのはそれぞれに特徴と得意分野/不得意分野があるので、慣れてきたらニンジャスレイヤーTRPG以外のシステムも色々触ってみることをお勧めします。そうすることで、よりニンジャスレイヤーTRPGシステムの特徴を理解しやすくなると思いますし、新しいゲームのアイディアも思いつくかもしれません!


Q6:あなたはダイハードテイルズのDISCORDを使用していますか?

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以前と比べて「使用していない」率は大幅に減少しています。DiscordはニンジャスレイヤーTRPGを楽しむ上で必須ツールというわけでは無いのですが、あった方が確実にマルチプレイの敷居が低くなるので、引き続き案内をしていったり、Discordを使った「初心者講習会イベント」などを開催していきたいと思っています。自由記入のメッセージでも、初心者講習会イベントについてポジティブな感想がたくさんいただけました。

なお、公式リプレイ動画希望の声も多いのですが、公式で作ってしまうと良くも悪くもその印象が一人歩きしてしまうので、相当時間をかけて納得のクオリティのものが作れるようになるまでは出したくないなという考えです(それより先にまず書籍化した方が新規層にリーチできますね)。一方でリプレイというかキャラクターを使ったプレイ/ルール解説記事のようなものは、今月から試しに開始予定です。

加えて、最近はTwitterにもSpaceという機能が追加され、音声を使ったリアルタイム・コンテンツをやりやすくなってきました。そこで夏休みシーズン前に一度、Twitter Spaceを使った「初心者講習会イベント」を開催してみたいと思います。SpaceだとDiscordのようにダイスを振ったり画面共有などはできないため、キャラ作成と判定ルールの基礎、くらいまでかなと思いますが、こうした大規模インストの練習機会と新規層リーチの機会は常に探っていきたいですね!


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◆2:背景データ関連

Q1:データ追加希望キャラ

NPCデータやユウジョウ判定の相手として追加して欲しいと思う原作キャラクターがいれば、「最大3人まで」その名前を書いてみてください。名前と名前は「、」で区切ってください。

これについては、今回のアンケートでも詳細な順位は発表せず(キャラ人気投票のように見えるとよくないので)、リクエストが多かったキャラについては、今後のデータ重箱での優先度順を上げるなどの形で進めていきたいと思います!


Q2:IF設定参戦希望キャラ

例えば「スパイダーリリィ(ソウカイヤ所属ヤモト)」などのように、3部作の史実では実現しなかった「IF設定キャラクター」について、あなたが読んでみたいと思うものがあれば、それを「1人だけ」書いてください。

こちらも自由回答形式のため、皆さんから実に多彩なアイディアをいただくことができました、ありがとうございます!

ちなみに最も多かったのは「ザイバツ・シャドーギルド入りしたシルバーキー」でしたので、この結果をまずすぐにモーゼズ=サンに伝えつつ、それ以外のアイディアについても一個一個全て報告し、共有していきたいと思っています。AoS2ndは1stよりもIF設定をやりやすくなったので、ゲームでの使い勝手が良さそうなものはどんどんピックアップしていきたいですね。


Q3:読みたい背景資料

「ゲームをプレイするにあたり、背景情報関連でいま特に足りていないと思うもの」を「最大2つまで」選んでください(単純に「興味があるので読んでみたい」でもかまいません)。これは設定資料としてカバーされるかもしれませんし、シナリオ内に組み込まれるかもしれません。
1位:ストリートニンジャやアウトローの生態
2位:ネオサイタマ一般市民の日々の暮らし
3位:中小企業やその自作に関する情報
4位:ヤクザの生態やソウカイヤの組織構造
5位:国家の構造と様々な公的組織

以上が上位5項目となります。そういえばニンジャスレイヤーはサイバーパンク物にしては珍しく、あんまり国家とか企業とかが実際どのように機能しているか、パワーバランスがどうなっているかなどが、作中では特に詳しく描写されていないんですよね(特に国家)。モーゼズ=サンたちに聞いたところ、設定自体は作っているのですが「小説としていつ読んでも古びないように敢えてぼかしている」部分もあるとのこと。またニンジャの話になると、あまりその辺は話の本筋と関係なくなってくるため、必然的に省略されていくのでしょうね。

とはいえ、ネオサイタマ舞台でゲームをするとなると、その辺の設定があった方がシナリオ作りやロールプレイのうえで便利ですし、いわゆる最大手メガコーポ以外の企業についてもクローズアップされる機会というのはあまりなかったと思うので、今後AoSを使って設定資料集を出していければと思っています!

参考:用意された選択肢

○そもそもニンジャソウルやニンジャソウル憑依者とは何なのか
○ネオサイタマ一般市民の日々の暮らし
○ヤクザの生態やソウカイヤの組織構造
○暗黒メガコーポ社員の生態
○ストリートニンジャやアウトローの生態
○歴史年表
○国家の構造と様々な公的組織
○中小企業やその自作に関する情報
○兵器、サイバネ、ビークル、オーバーテクノロジー等に関する情報
○ネットワーク、ハッカー、人工知能、ドロイド等に関する情報
○超自然的な存在に関する情報
○江戸時代や現代日本で遊ぶためのオリジナル設定ガイドライン
○ニンジャにできること、できないことなど、ニンジャの基礎



◆3:拡張ルール関連

開発や発表の優先順位を上げて欲しいプラグインルールについて「最大3個まで」選択してください。
1位:基礎5系統以外のソウル種別の追加
2位:タツジン系スキル/ヒサツ・ワザの追加
3位:追加の所属組織ルール
4位:スキル全般の追加
5位:エメツなどオーバーテクノロジールールの追加
6位:背景付きプレロールドキャラ(サンプルPC)の追加
7位:電脳/ハッカー系スキルの追加
8位:基礎5系統のジツやジツ系スキルのさらなる拡張
9位:マダミスや空中投下などのミニゲームルールの追加
10位:商店主など非戦闘系の市民NPCの追加

上位にきたのは、やはり初版プラグイン環境に存在した各種ソウルやスキルの移植です。将来的な書籍化に向けて、2版ルールブックの基本ルール/データのクオリティアップをしつつ、この辺りのプラグイン要素を今月からやっていきたいなと思っています。

また、アンケートの順位としてはそこまで高くはないのですが、プレロールドキャラや市民NPCなども、今後増えてくるであろう新規層(ニンジャスレイヤー原作にそこまで詳しくない)でもゲームをプレイしやすいように、使いやすいデータ集を作っていきたいところです。

参考:用意された選択肢

○スキル全般の追加
○電脳/ハッカー系スキルの追加
○タツジン系スキル/ヒサツ・ワザ系スキルの追加
○基礎5系統のジツやジツ系スキルのさらなる拡張
○基礎5系統以外のソウル種別の追加
○近接武器や投擲武器の追加
○銃器や兵器の追加
○戦闘用サイバネ/バイオサイバネの追加
○ランダムダンジョン生成ルール
○マダミスや空中投下などのミニゲームルールの追加
○メガコーポ精鋭部隊などの強力なモブ敵の追加
○神秘的なレリックやレリック探索ルールの追加
○追加の所属組織ルール
○背景付きプレロールドキャラ(サンプルPC)の追加
○商店主など非戦闘系の市民NPCの追加
○戦闘が発生しうる様々な地点の汎用グリッドマップの追加
○より強力なスクラッチビルドルールの追加
○エメツなどのオーバーテクノロジールールの追加


◆全体的な

この他にも、いくつもの重要なフィードバックをいただきました、ありがとうございます! またおたよりの一部については、モーゼズ=サンのQ&Aコーナーで採用される可能性があります。

ニンジャスレイヤーTRPG2版の展開はまだまだ始まったばかりなので、新規参入してくる人たちが置いてけぼりにならないように記事のバランスをとりつつ、かつできるだけ速やかに初版からのプラグイン移植を進めていきたいと思っています! 

(ダイハードテイルズ・ゲームズ)


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