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シャード・オブ・マッポーカリプス(24):暗黒メガチェーン



「明日、世界中の紙幣は紙クズとなるでしょう。あたかも浜辺に打ち上げられ腐りゆくマグロのように、徐々に、そしてある一点を超えると劇的にその価値は減衰し、朽ち果ててゆくのです。この混迷の時代に我々がともに手を取り、関係各社の利益を理解しあい、決して朽ちる事のない巨大な鎖(チェーン)で地球を抱けたことを、私は喜ばしく思っております。明日も、ヨロシサン」

 - ガイオン議定書採択にあたって、ある暗黒メガコーポCEOの発言


2038年における磁気嵐消失と前後して、日本をはじめとする多くの国家が崩壊し、世界は暗黒メガコーポ群が公然と支配するところとなった。無論、実質は何も変わっていない。それ以前から暗黒メガコーポ群は各国家をプロキシサーバめいて用い、背後から操っていたからだ(世界はよりシンプルになったと評する者すらいる)。

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