20191118(本兌有)
ピンチは「だま」
ピンチは「だま」になってやってくる、というのを、昔に中島らもの著作で読んだ。中島らもはアントニオ猪木の発言としてこれを紹介していた。ピンチは漠然とした巨大な塊となって襲ってきて、圧倒的すぎるので、しばしば、人はどうしたらいいかわからなくなり、打ちのめされてしまう。しかしその巨大なピンチは、拡大してじっと観察すると、細かいピンチが寄り集まって絡まって出来たものであることがわかる。その細かいピンチをひとつずつ解決していくことで、対応できる、ということなのだ。
そこで俺は、にっちもさっちもいかなくなりそうだったので、ピンチを具体的に分解したところ、10個あった。これらは具体的には「明確に締め切り期日が決まっていないが、短期~中期で仕上げるべき原稿」たちだ。常にやっていくべきものがまずあり、ソレ以外のものが10個あるということ。「この日がデッドラインだ!」みたいなものは、泣いても笑ってもやる事になるのでよいのだ。しかし、この10個はデス・ストランディングでいうところの「サム指定依頼」ではない「指定なし依頼」という感じのやつで、努力目標的な期日のものが多く、それゆえに棚上げすれば視界外に行ってしまい、いったん未解決のまま留保状態となり、それがジワジワと疫病じみた遅効性の磁場でボディブローのように効いて来る。それはQOLを下げる! なのでもはや「解決モード」に自分を投げ込み、リストを作って、1個ずつやっていくようにした。4つ終わり、あと6個残っている。やっていくしかない! 俺はやる!
熱海
熱海! それが俺を呼んでいる! 熱海は今、かつて廃ホテル建ち並ぶゴーストタウンであった状況から一変、すごく賑わい、再生しているという話なのである。俺は結構ゴーストタウン的であったときの熱海に、温泉に入りにしばしば旅行に行っていたのだが、最近行っておらず、そのV字回復を知らずにいた。あの熱海が今は活況……! めちゃくちゃ熱いと思う。V字回復の話、好き。しかも結構そういう事例って、探せばあるんだよな。すごい人が現れて、ガッと再生するものなんだ! 人間の社会というのは! そんなこんなで近いうちに熱海に行きたいなと思った。
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