水曜日のシリウスの「ニンジャスレイヤー殺(キルズ)」最終巻は2017年2月発売!
2014年1月より、第3のコミカライズとして「水曜日のシリウス」で連載されていた「ニンジャスレイヤー殺」が最終回を迎えました。第一部をベースとした独自の展開で、ガジェットの面白さ、独特のユーモア、芯のあるストーリィという関根先生の武器を発揮していただけた作品でした。「ニンジャスレイヤー殺」最終巻は2017年2月発売予定です!
予定されていた円環ポイントのひとつにたどり着いての最終回ではありますが、もちろんいちニンジャヘッズとしてはこのまま一部を最後まで読んでみたかった、あるいは関根先生の描く他の様々なニンジャをもっと見たかったという思いはあります。しかし今はまず、関根先生にここまでの過酷なニンジャワークについて、ありがとうございました! ビビッドなニンジャ真実をコンスタントに描き続けることは、予想をはるかに超えるほどの多大な負荷をニューロンにもたらすのです。
そのような危険に果敢に挑み、関根先生の手でニンジャスレイヤーのコミカライズのひとつが描かれたことを、とても誇りに思い、感謝しています。原作者の二人からもコメントが届いているので、ここで紹介しようと思います。
ドーモ、原作者のブラッドレー・ボンドです。ニンジャスレイヤー殺は、無印、グラマラスキラーズに続き、2014年1月から連載が開始されたニンジャスレイヤー・コミカライズ作品のひとつです。独自のサイバネアレンジや、ショウネン・トクサツの文法を持ち込むなど、先行する二つの尖ったコミカライズ作品にも負けず劣らずのニンジャ存在感を発揮していました。相棒のフィリップも、描きこまれた猥雑な街並みを見るのが大好きだと言っていました。それらの魅力をあげればきりがありませんが、何よりここから新たにニンジャスレイヤーを知った人も多いと聞き、我々はとても嬉しく思っています。
ちなみに、当時何より驚いたのは、作者の関根=センセイはこれがデビュー作だったということです。我々は個人的に関根=センセイの次回作を楽しみにしています。先日、シリウスの忘年会で翻訳チームが関根=センセイとコンタクトを取ってきたところ、次回作の話も聞けたそうです。もちろんニンジャスレイヤーではありませんが、非常に気になるタイトルでした。また、関根=センセイのほうから、機会があれば第4部を描きたいという話もいただけたそうで、とても嬉しく思っています。
私とフィルが生み出したニンジャスレイヤーという作品はとても変わっていて、部ごとに大きくテイストが異なり、しかも全体としてものすごく分量があるため、コミカライズするアーティストの方にとってはいつもそれが悩みの種だろうと思っています。ひとつのシリーズで全ての部をコミカライズすることは、実質不可能だからです。しかし逆に言うと、またこれから先、我々がこれまでのようにニンジャスレイヤーという物語を書き続ける限り、いつかコミカライズの機会が巡ってくるということです。コミカライズというのは奇跡的な巡り合わせのようなもので、何らかの宇宙的な幸運が噛み合わなければ生まれないものだと思っています。我々はまず、この幸運に深く感謝します。
ニンジャは自由な存在で、突然現れて殺します。ニンジャならば、部をまたぐことなど造作もありません。ぜひその時、関根=センセイにまたニンジャスレイヤーを描いてもらえれば幸いです。今回、我々のニンジャスレイヤー第一部を題材に関根=センセイにキルズという作品を描いていただき、我々はとても誇らしく思っています。ありがとうございました。
ブラッドレー・ボンド フィリップ・N・モーゼズ