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おれはアド・アストラを公開初日に観に行くことにした(逆噴射聡一郎)

よくきたな。おれは逆噴射聡一郎だ。おれは毎日ものすごい量のテキストを書いているが、だれにも見せるつもりはない。だがおまえは昨日アップされたばかりの「アド・アストラ」予告映像をみたか? ハッキリ言って緊急事態だ。映画公開まで2週間をきっている。おれはそうおもってこの記事を書くことにした。

逆噴射聡一郎先生プロフィール:社会派コラムニスト。昔からダイハードテイルズ・マガジンに時々寄稿してくださいます。

おれはブラッドピットが好きだ。12モンキーズ、ファイットクラブ、ワンスアポナタイムインハリウッド・・・・特にファイトクラブで突然踊りだすブラッドピットなどが好きだ。

実を言うと今回「アド・アストラ」にそれほど興味は無かった。ゼログラビティとか宇宙の旅とかそうゆう感じの、壮大で淡々とした宇宙ドキュメンタリー映画のひとつだと思っており、「ジョン・ウイック・パラベラム」を目前にひかえた今のおれの気分では無かったからだ。おれの心はもっと銃弾や血をはらんだMEXICOの乾いた風を求めていた。だからブラッドピットの父親が実は宇宙飛行士で、むかし宇宙でゆくえふめいになったという悲しい事実を知らされても、大変だなくらいにしか思わなかった。

しかし昨日公開された予告編MOOVIEを観て、おれは完全にその認識をあたためた。途中までは予想していた通り・・・・・白い宇宙服をきたブラッドピットがローバーに乗って荒涼とした月面を渡り、青い地球を眺め、指を伸ばしてパーティクルにさわっているのを見て・・・・真の男にふさわしい静寂さを感じていた。

だが次の瞬間、とつぜん月面は・・・・・・・MEXICOへと変わる。カメラは上空からのヒキになり、謎の略奪ローバー車両軍団が砂埃をあげながら追いかけてきて、カーチェイスが始まった。さらに拳銃を取り出してガンガン打ち合いを始めるのだ。めちゃくちゃ未来っぽい話なのに宇宙服とかのデザインが現代のとあまり変わらないので、モコモコして動きづらそうだし、空気漏れとかもして大変だが、ブラッドピットは一生懸命頑張っていた。

白い宇宙服でローバーに乗ってアクションするだけでこんなに面白い映像になることに気づき、おれは震撼した。宇宙服アクションがこんなに面白かったのは「アルマゲドン」で楽しそうに飛び跳ねていたスティーブブシェーミ以来だとゆっても過言ではないだろう。しかも「アルマゲドン」とは違い、「アド・アストラ」ではそのヘルメットの顔部分に半分ミラーシェードがかかっているので、引きのシーンになるとダフトパンクみたいになって、どれがブラピだかほとんど見分けがつかなくなるのもまたよかった。

この突然の本編ティザー映像によって、おれの中で割とノーマークだったアド・アストラは、一気にその他のいろいろな映画を抜き去り、今見たい映画NO.1のポールPOZISYONについたと言えるだろう。

とはいえ、アド・アストラが本当に真の男の映画なのかは、実際に観てみなければわからない。単にトレーラーを作ってるクリエイターの編集が面白いだけかも知れず、こういうものを見てテンションを高めていざ観に行ったところとんでもない目に遭わされた経験などいくらでもある。ローバーでマッドマックスするのが実はこの5分だけだったりするかもしれないし、最後にアレスとかが出てきてわけがわからなくなるかもしれない。

だが、いつの時代も真の男を鍛えるのは、そうゆう悲しみとむじひな銃弾に満ちあふれたMEXICOの風だ。そうゆう危険に自ら飛び込まなければ真の男本来のピRピリと張り詰めるような内なる野生の獣を取り戻すことは出来ない。おれはいままでそうやってMEXICOを生きのびてきたし、これからもそうやって緊張感を持って生きていく。自分で観もしないでスマホをいじりSIRIや他人の評価におもねる腰抜けにもならない。予測変換もしない。だからおれはこれ以上なんの情報も集めず、当日劇場に足を運ぶことにきめた。答えあわせは劇場で行われるだろう・・・・・。

(逆噴射聡一郎)


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