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逆噴射聡一郎先生の初のフル作品集『DAYS OF MEXICO:2016-2021 FURU SETTO』が発売!

「モータルkンバットを観に行かないやつは全員腰抜け」「鉄拳のKAZUYAを知らないやつは全員あほ」など、刺激的な誤字脱字と思い込みにあふれた独特なゲームコラム/映画コラムがバズっているのを、最近ネット上で見かけたことはありませんか? それは逆噴射聡一郎先生の作品です。

先生の2016年〜2021年までの全作品を集めたお買い得なフルセット「逆噴射聡一郎 DAYS OF MEXICO:2016-2021 FURU SETTO」(¥2,200)が、2021年6月24日にnote上で発売されました。先鋭的なテキストアートファンだけでなく、映画ファンやゲームファンの方にも楽しんでいただける内容となっています。


収録内容紹介:メキシコに対する独特な思いや考えを持つ社会派コラムニスト、逆噴射聡一郎先生の作品集。ゲーム、映画、パルプ小説講座、MEXICO、たべものなど、バラエティに富んだ約80本のコラム記事を収録。本書を読んだとき、あなたの胸にはMEXICOの風が吹き、真の男本来のガッツが湧き上がる。このマガジンを読み、過酷なメキシコで生き抜こう。


ネットミーム化した独特の文体

皆さんは最近、文中に「メキシコ」「真の男」「バンデラス」「腰抜け」などのワードが頻出する怪文書やネットミームをご覧になった事があるでしょうか? それに伴い「逆噴射文体」「逆噴射先生」等の呼称を見かけて、ますます混乱した事は? これは、逆噴射聡一郎先生のシグネチャー文章です。(あるいは、それを模倣したファンによる文体模写です)


謎の社会派コラムニスト

逆噴射聡一郎先生の正体は、謎に包まれてます。「ニンジャスレイヤー」の原作者と翻訳チームも所属しているクリエイターユニット「ダイハードテイルズ」の所属作家であること、そしてそのプロフィールは『作家、社会派コラムニスト、ロウブロウ・アーティスト、1970年代の終わりに日本に生まれる』としか明かされていません。また社会派コラムニストといっても「日本経済はモータルコンバットを軽視した為にデフレが発生し、失われた三十年を過ごすハメになったとゆっても過言ではないだろう。」などといった、特に根拠のない思い込みが大半を占めています。


大量の誤字脱字と思い込みによって構成される

逆噴射聡一郎の文章は誤字脱字が多く読む人を選びますが、これは全て意図的な演出であると考えられており、今回の作品集発売にあたっても特に修正などは行われていません。それでも、時として人間の本質に迫り心を揺さぶり元気を注入する逆噴射聡一郎の熱い独特な文章は、インターネット上で多くのゲームファンや映画ファンを魅了しています。


異様なまでの熱量とドライブ感とメキシコ感

逆噴射聡一郎先生が文中で語るメキシコとは、おおむね映画「デスペラード」によって構築されたものであり、彼のコラムの大半は、読者が前提知識として「デスペラード」「バンデラス」「メキシコ」「ダニートレホ」などの言葉とそれの意味するものを当然知っているものとして進められています。加えて彼は「ドリトス」や「コロナビール」などを神聖視しており、特に関係ない映画やゲームを扱っている時でも、文中に頻出します。


特にメキシコ渡航経験はない

逆噴射聡一郎先生自身はメキシコへの渡航経験が無いことが、過去のコラム内で明記されています。逆噴射聡一郎先生の文章中におけるメキシコとは「真の男のための国」として憧憬とともに描かれており、決して現実のメキシコに対する政治的、批判的な意味、あるいは悪意などを含むものではありません。それは例えば「モータルコンバット」の制作チームが日本文化やニンジャに対して抱いたであろう憧憬にも似ています。


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何から読めばいいのか?

逆噴射聡一郎先生の作品は、この目次ページから見つけることができます。また、すでに定番となっている人気記事のうち、フリー公開されているものをいくつか貼っておきますので、気になったものを読んでみてください!

ダイハードテイルズ編集部


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Photo by Alonso Reyes and Scott Umstattd on Unsplash / 逆噴射聡一郎先生はメキシコへの渡航経験が無いため、Unsplashで見つけたメキシコ画像を使用いたしました。

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