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コミックビーム2021年3月売り号から、新連載マンガ【アラタの獣】が始まります(本兌)

3月発売のコミックビームから、新連載はじまるよ!!!


アラタの獣

表題の通り、コミックビーム3月売りの号から、我々が原作を手掛ける漫画作品「アラタの獣」(漫画:羽生生純 原作:本兌有+杉ライカ)が始まります。

ビーム2月売り号巻末に載っていたティーザー予告では仮タイトルでしたが、「アラタの獣」が正式タイトルとなる予定!

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これはダイハードテイルズで原作脚本を担当し、羽生生純先生が漫画を担当する完全新規IPの企画です!

実際のところ、我々のIPの新規企画や関連企画等は、様々な出版社や編集者、プロデューサーの方々との間で、常に色々と水面下で動いており、その中には、我々の預かり知らないところで何年も止まったりとかも相当あります。昔はその過程も含めて共有していこうと思っていましたが、俺らの都合で止めているワケではない案件に関して「あれどうなったの?」と逐一訊いてこられる状況は相当なストレスになるので、ある時期からはウチで途中経過的なものはもはや公開しない方針に変えました。

この企画に関しては、もうコミックビームの3月売りの号から載りますので、確実です。昨年末頃に「やるか」「やろう」から数ヶ月で一気に形になったので、異例のテンション、勢い、スピード感を感じており、興奮&緊張しています。

だいたいにおいて、企画は実際に走るまで、ああでもないこうでもない……とやるものですが、この「アラタの獣」に関しては、お話をいただいてからすぐにコンセプトが浮かび、打ち合わせ一発で「これでいこう」と決まり、初回2話の脚本も10日ほどで完成し、キャラデザも噛み合い、羽生生先生のネームも速攻で最高なものをいただいて、バーンと連載開始スケジュールも決まった……という感じです。凄い! 

そもそも羽生生先生は我々が中学生時代から作品を読み続けてきた鬼才であり、原作を作るにあたっても「羽生生先生のこんな新作マンガが読みたい!」という利己的な(?)モチベーションを原動力に、一気に書き上げていくことができました。

内容は今のところはこの一枚絵で想像を膨らませてお待ちください。殺伐超常パルプアクション・エンタテインメントなので完全に最高です。絶対に読んでくれよな!


羽生生純先生の諸作品

どれもメチャクチャ面白いので、「アラタ」の連載開始前に興味をもった方は、まずはこれらの作品から入ってみてほしい!


青【オールー】

狂気の漫画家が沖縄で殺戮する殺伐アクション、めっちゃくちゃ面白い。当時この作品のカッチョいいコマ割りがビーム連載陣の間で流行りたおしたという。


恋の門

青春蹉跌マンガ。何者かになろうとして生きあがく若者の姿はタイムレスなテーマ。どの時代の若者にも刺さりまくる! 松尾スズキ監督、松田龍平主演で映画化もされた。続編は「恋と問」。



千九人童子ノ件

Uターン田舎社会コズミックホラー。全体を貫く鬱々としたトーン、後半いっきに水面下の真実が明らかになり、畳み掛けるように加速、静寂が訪れる。


一緒に仕事ができる!

「ニンジャスレイヤー:キョート・ヘル・オンアース」の漫画連載では、かつて若き日に「アクメツ」を読んで育った余湖先生・田端先生と仕事ができる感動を常に感じています。そして今回さらに、「ファミ通のアレ」のバカルン超特急や中世ヨーロッパ真実でウケまくっていた中学時代から今に至るまで読み続けていた羽生生先生と一緒にやれる感動……!

人間は歳を重ねるに従って年上の人との年齢差が縮んでいきます。ですので、成長すれば、子供の頃から読み親しんできた作家の方と実際に一緒に戦っていくことができるのです! 10歳と20歳では完全に子供と大人のような違いですが、90歳と100歳ならほぼ同じ、エルフに至っては2000歳と2010歳(?)。そういう話をしています。何の話でしたっけ!?

連載が開始しましたら、皆さん是非よろしくおねがいします。絶対読んでね。


(本兌有)


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