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S3第1話【エンター・ザ・ランド・オブ・ニンジャ】#3

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「ドーモ。わたしはコトブキです」コトブキはアイサツを返した。そしてカンフー・カラテを構え直した。「よくない事を胸に抱いてわたしたちを追ってきたのなら、鉄拳制裁します」「イヒヒヒヒ……警戒心が強いってのは悪い事じゃないよな」フィルギアは笑った。「俺、この前シトカに寄ってさ」

「シトカ?」「昔の仲間が居てね。キミも知ってる奴さ。スーサイドって名乗ってるだろ」「……!」「そう、そいつ。俺、十年前にアイツとネオサイタマでつるんでた。前にも会ったが、その時より元気そうで良かったよ。俺、テレビでシトカの日蝕の天変地異を見てさ……ちょっと気になって、色々調べまわったワケなんだよ」

「スーサイド=サンの事、本当ですね?」「なに? アイツの人となりを知ってるかって? そうだな、コロナが好きで、いっつもイライラしてて、几帳面で口うるさい。楽しい奴さ」「ウーン……」「こんな事に嘘はつかない……俺の目を見てくれればわかるだろ」コトブキはフィルギアをじっと見た。「……わかりました」

「わかったの? 大丈夫? ホントに?」「そうですね。わたしの目は節穴ではないので、害意が無い事は理解しました」コトブキはカンフーを解いた。「それで、何の御用ですか」「ニンジャスレイヤー=サンに会いたくてさ。伝えたい事が幾つかあって」「彼は面会謝絶です」「参ったね」

 強い風が吹いて、赤いモミジを巻き上げた。コトブキは髪を押さえた。「立ち話もなんですから」彼女はドアを開けた。「一階になら入ってもいいですよ」「ありがたい。そこそこ長旅でさ。キミらと同じく……」

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