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マインドハンターS2やAten-Changなど(杉ライカ)

なんかもう夏も終わって11月になったくらいの感じですが、みなさん元気ですか? 外はキンザザみたいになったりしていませんか?

いつもTVを全く観ないんですが、この三ヶ月は超久々にニュースとかワイドショーとかを10年分くらい見て、いろいろ新鮮さを感じつつ、早くも飽きてきた感じがあります。TV番組などで一般市民のツイート内容が紹介される時の、あの独特の、抑揚のない無感情な読み上げ口調について、早急に何か名前をつける必要があると思います。

新作を観に映画館に行けないのが苦しいですが、こんな時こそ見逃していたドラマなどをNETFLIXでゴリゴリと消化していくのがいいですね。


NETFLIXのマインドハンター

FBI心理捜査官年の差バディもの。1970年代後半〜80年代初頭が舞台なので、車とか音楽とか風景だけでもすでに面白い。FBIモノっていうと現代モノが多いですが、これはプロファイリング手法が確立する前の「そんな心理捜査とか意味あんの?」みたいにFBI内でも思われていた時代の話。

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主人公のホールデン(コイツがそもそも一番サイコパスみがあってやばい)たちが地下室オフィスで冷や飯を食わされながら、徐々に仲間を集めて実績を積んでいくという、基本は少年マンガみたいなワクワク展開ですが、そこにデヴィッド・フィンチャー監督特有の暗くて思わせぶりで不穏な感じが合わさり、砂糖とミルクをMAXにした苦味コーヒーのような味わいに。でもこれが無限に飲めてしまう。そんな危険なブツです。

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