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ニンジャスレイヤーPLUS

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サイバーパンクニンジャ小説「ニンジャスレイヤー」の連載まとめに加えて、書下ろしのスピンオフエピソード、コメンタリー、資料集などがまとめられたマガジンです。PLUS系のメンバーシッ… もっと読む
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2022年7月の記事一覧

PLUS目次(2022年12月25日更新)

🍣「ニンジャスレイヤーPLUS」は2022年8月からメンバーシップシステムに移行しました(従来の定期購読マガジンは9月移行徐々に更新停止となります)。PLUSは最新スピンオフや設定資料集の公開場所であり、2010年から続くTwitter無料連載支援のためのドネート窓口でもあります。 📡ニュース / 更新まとめ ◆AoM本編AoM本編はTwitter上で連載され、加筆修正版がnoteにまとめられています。連載ログや実況ログは三部作と同様、全てweb上に残り続けます。 3部

S4第6話【アシッド・シグナル・トランザクション】#8

7 ← 8 赤黒のオリガミを中心とした構図の力を受け、低層ビル群の緑が萎びゆく。その屋上を矢のような速度で駆けるのは、黒の装束に橙の炎を宿す恐るべきニンジャであった。 「サツバツナイト=サン」セトは呟いた。かざした手の先に、ささくれだったネオサイタマの幻視光景がある。「見せてもらおうか」 『グルグルグル……』セトが佇む超自然のコトダマ荒野に唸り声が轟き、リモート石碑のひとつにムカデめいた影が蠢いた。『セト=サン。こは、いかなる事。我が狩人に対し、何の真似だ?』「さて。何

【バトルグラウンド・サツ・バツ】10

9 ← 「どうした、メテオストライク=サン!? 何があった!?」  天文台の屋上で索敵を続けるスキャッターは、司令室の異常に気づいた。外にいる彼は詳細など知るべくもなかったが、ナウジアの放ったベノムサメ・ジツが、施設内部を死の毒雨によって満たしていたのである。

有料
200

【ネヴァーダイズ 7:ポラライズド】

この小説はTwitter連載時のログをそのままアーカイブしたものであり、誤字脱字などの修正は基本的に行っていません。このエピソードの加筆修正版は上記の書籍に収録されています。現在第2部のコミカライズがチャンピオンRED誌上で行われています。 第3部最終話「ニンジャスレイヤー:ネヴァーダイズ」より 【7:ポラライズド】 1  電柱から無数に伸びて空を切り取る電線ケーブル類は吹雪によって凍りつき、白いツララを無数に垂らしていた。しかも、その寒さにはまだ底がなさそうだった。

S4第6話【アシッド・シグナル・トランザクション】#7

6 ← 7「ドーモ。ニンジャスレイヤー=サン。モーブレイドです」薙刀のニンジャがアイサツを返した。そしてガレージ屋根のニンジャ。「ミスティカルです」そして背後のニンジャ。「バスカヴィルです」三者の全身に危険な殺気とカラテが満ちる。ザナドゥは囁いた。「俺がやってた事、何かって? 今見えた筈だ」  ザナドゥの視線を追ったニンジャスレイヤーは、ボンボリ区の方角に突き出す高いシルエットの上に静止するものを見る。赤黒のオリガミを。「……」「アンタが作ったオリガミが、クソッタレ緑の免

『キョート・ヘル・オン・アース』最新話掲載チャンピオンREDが7月19日発売! 同時読書イベントは24日の22:00から!単行本10巻も好評発売中!

今月のチャンピオンRED最新号「ニンジャスレイヤー キョート・ヘル・オン・アース」は【リブート、レイヴン】編が好評連載中! セキバハラでの死闘を前に二人の男が語り合い心を通わせる。ガンドーの「探偵やらないか」の誘いにフジキドもほっこり……。この時の共闘と何気ない言葉が、後にフジキドの運命を大きく変えることになろうとは……! 連続猟奇事件を止めるべく、推理によって導き出された現場へと単身潜入するガンドー。天井裏で様子を伺っていたが、ガンドーの重さに耐えられず崩落。もうミヤモ

【アイアン・アトラス・プレジデント!】#3

2 ← 「安い! 安い! 実際安い」「毎日お米を食べよう」「あなたの電話が今すぐ安くなる! 無料査定!」「ヒートリ、コマキタネー……アカチャン!」  川沿いの建築群が発する大音量の広告音声がタマ・リバー川面に反響し、広告ネオンライトを投げかける中、モヒカン船長が操舵するスピードボートは高速ジグザグ航行を継続している。コミタは身を乗り出し、吐いた。「オゴーッ!」 「フフッ、やはりこのネオサイタマの猥雑とした様相には、喧噪の極点を通り超えて到達する一種の郷愁とゼンがあるよう

S4第6話【アシッド・シグナル・トランザクション】分割版 #6

5 ← 6「……やったのか、タキ」ニンジャスレイヤーが呼びかけた。『ああ、やった!』タキが答えた。『セトの奴のコトダマ空間に、ナンシー=サンを送り込んでやった! 正直ヤバい瞬間もあった。敵もさる者でよ、自動人形めいた分身に領域を警護させていた。干渉を察知して反撃してくる。だが、欺いたぜ』 「退けたのか」『ナンシー=サンの潜入はバレてねえ……筈だ。感謝しろよ。全てオレの非凡なるテンサイ・タイピングの結果なんだ! まあなんだ、カリュドーンが続いたせいでネオサイタマが今こんなに

デッドリー・ヴィジョンズ【イネヴィタブル・デス】

【イネヴィタブル・デス】  フジサン地下、レアアース採掘場。異星の巨大アリの地下神殿めいて無秩序に入り組んだその坑道では、暗黒メガコーポの飼い慣らす巨獣のごとき掘削機械群が休みなく自動クローリングし、その周囲には無数の重サイバネマイナーたちが群がって過剰労働を続けている。  これら採掘者の多くは、保証のないフリーランスである。彼らはレアメタル鉱石を掘り当てて一攫千金を狙うため、フジサン麓の宿場街にある違法サイバネ相談所でローンを組み、肉体の一部を頑強なサイバネ義肢に置換す

2022夏のニンジャ公式マーチャンダイジングをご紹介

今年もさまざまなニンジャスレイヤー公式グッズが発表され始めました。新作Tシャツやグッズは、全てNJSLYR/DHTLSの公式SUZURIショップで実際に購入できます。 MAGURO THUNDERBOLT v1 名作エピソード【マグロ・サンダーボルト】をレトロ風に仕上げた、インパクト大な一枚。マグロのシルエットと稲妻が涼しいムードを高める。ヘビーウェイトTやオーバーサイズTで今風に着こなしてもOK。 MAGURO THUNDERBOLT v2 ただのマグロではもう満足

ディスカバリー・オブ・ミスティック・ニンジャアーツ(22):鷲のニンジャ

鷲のニンジャ 鷲のニンジャとは、〈鷲の一族〉がかつて秘密裏に抱えていた、リアルニンジャの戦士集団である。鷲のニンジャの歴史は古く、平安時代の昔にまで遡るという。古来より〈鷲の一族〉は、自分達に対して血の忠誠を捧げたモータルの七戦士の家系を側近として重用し続けていた。その筆頭戦士であった大イシュトヴァーンは、〈鷲の一族〉にとっての不倶戴天の敵であるニンジャの力を逆に取り込まんとし、シルクロードを超えて平安時代の日本へと渡り、ニンジャのドージョーに入門してリアルニンジャとなった

【ネヴァーダイズ 6:アクセラレイト】

この小説はTwitter連載時のログをそのままアーカイブしたものであり、誤字脱字などの修正は基本的に行っていません。このエピソードの加筆修正版は上記の書籍に収録されています。現在第2部のコミカライズがチャンピオンRED誌上で行われています。 第3部最終章「ニンジャスレイヤー:ネヴァーダイズ」より 【6:アクセラレイト】 1  DOOOOOM……DOOOOOM……大地が鳴動し、風が吠えた。シルバーキーは窓を開け放ち、朧なオヒガンの境界を見た。「何だ!?」現世と半ば切り離

S4第6話【アシッド・シグナル・トランザクション】分割版 #5

4 ← 「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーは押し返し、アイサツした。「ドーモ、ゴールデンドーン=サン。ニンジャスレイヤーです」「ニンジャスレイヤーだと?」ゴールデンドーンはエレガントなカラテを構えた。「ネオサイタマの始末屋が、宇宙的神秘の殿堂たる我が社のヘッドオフィスに何の用だ?」 「知らんのか。それとも、しらばっくれているのか。あるいは知らされていないだけか」ニンジャスレイヤーは黄金立方体の頭を睨んだ。「何にせよ、おれ達はここで目的を果たす。そこで座って見ていろ。セトの犬

インタビュー・ウィズ・ニンジャ PLUS版(51)

謎多き存在、ニンジャ。その生態や秘密の一端を解き明かすため、ニンジャスレイヤーの原作者であるボンド=サンとモーゼズ=サンにいろいろ質問してみるコーナー。そのPLUS版ができました! 時折開催されるnote上のアンケートを使って、読者の皆さんからおたよりを集め、その中からいくつかをチョイスして、毎月何個かずつ質問に答えて頂く予定です。 PLUS愛読者アンケートは数ヶ月に一度の頻度で行っています。たくさんの質問やはげましのおたより、ありがとうございます。今回は2022年4月分の