アンチアルゴス・アンダーグラウンド
先遣隊として地下施設に乗り込んだオレは窮地に立たされていた。
敵は四人、全員サブマシンガンを構えている。
一方、物陰に隠れているオレと森野の武器は拳銃だ。
「おい、お前ら!少しは手伝え!」
別の物陰に隠れているデカいコーカソイド男を睨む。
「殺していいなら頭を打ち抜くが?」
男はそう言って、真顔でアンチアルゴス社の社給ジャケットから拳銃を取り出した。
「いいワケないだろ!」
「なら人間はお前らの管轄だ。俺達の仕事じゃない」
(腐れ傭兵どもが!)
人間を襲う未知の生物が日本で最