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『力が制御できず恋人も抱けない?触れるだけ人が凍ってしまう?大丈夫!ここでは貴方が“普通”で居られる!』 「本当だな?」 私は職員に尋ねた。 「本当ですよ、強力な解呪魔法が働いてますから。それでは、ゆっくり目を開けてくださいね」 七歳の時、私は邪眼が開き、灼熱の視線が家族を町ごと燃やしてしまった。 私は魔女の婆さんに拾われ、心で視る方法と魔法を学び、邪眼を取り除く方法を求め、25年の間旅していた。そしてどんな強力な呪いでも無力化できる場所の情報を耳にして、ここ