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両手の小銃が立て続けに二度、小気味良い音を奏でる。 自ら銃を手に取る事は久しいが、や…
朽ち果てた機動兵器の残骸で弾幕をやり過ごしながら、俺は傍の肉塊に目をやる。陸軍の兵士。吹…
第二話》 文久三年九月十八…
カジノで今月の生活費を擦り仕方なくフロアの隅でタダ酒を煽っているとバニーに絡まれた。『…
【序 8月20日、とある町の遊園地】 斎藤はこの遊園地で働き始めて5年になる。そう大き…
深き夜を姫君が舞う。純白のドレスが夜闇に呑まれ、灰色に淡く煌めいた。 シンデレラの回し蹴…
墓石のように陰鬱な灰色の壁で造られた廃ビル。内部の荒れ果てたオフィスフロアに二人の男が対峙していた。くたびれた作業着の細身の男と、身長180cm以上、緑色のモヒカンで大柄な男。 「あなたうちの社員じゃありませんよね」 細身男は眼に生気が感じられない。 「ああ、違うな」 大柄男は獰猛な笑顔を見せる。 「じゃあ死んでください」 細身男が言った途端、彼の口が不自然な角度まで大きく開き、注射針のような物が飛び出してきた。 「嫌だね!」 大柄男は全く動じず、つま先で細身
「これで終わりだ」 魔王が叫ぶと、胸の獅子から宇宙の炎が吹き荒れます。燃え盛る炎が恐ろし…