奨励会を抜けてアヴァロンへ
「アヴァロンは三段階に分かれる。序盤は九掛ける九のボードでチェスに似たゲームが行われ、駒の半数が消滅すると中盤に入る。駒は生物であり負けたプレイヤーは食われる。中盤から戦場が五つへと増加する。ボードが中央だとすれば、上下左右に戦場が増える。ボードの面積も八十一掛ける八十一と広くなる。
平均して二十時間ほどゲームを進めると終盤に入る。終盤における戦場は十二面以上あり、駒の種類も倍増する。ここで発狂するプレイヤーも珍しくない。
ざっと駒を挙げよう。歩兵、馬兵、竜騎兵、砲兵