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逆噴射小説大賞2020応募作品収集マガジン

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#サイバーパンク

2020年10月に「第3回逆噴射小説大賞」を開催します

“おれがこれから始めようとしているのは、予測変換やAIの力が及ばない世界、つまり血肉が通っ…

真実は二つ、嘘は一つ

 俺は警官の言葉が信じられなかった。 「真美子が存在しない?」 「事実です。来亜誠さん、…

銀星石
4年前
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殺しの左腕(さわん)にマリッジリング

「ああ!畜生!何でこんな目に!」 地下駐車場。ガトリングの弾を浴び、背中を預けるコンクリ…

兎屋書房
4年前
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ブラックマンデー

金がすべてを動かしている。 だからオレは毎日せっせと仕事する。仕事はデリバリーだ。注文を…

了ベ
4年前
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ローズ・カラー・キャンパスライフ

 夜の第147講義棟。今は「嵐山第14支部」と呼ばれる廃ビルの一室で俺はニューロ・リンクした…

samly sam
4年前
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オパールの火と放物線

1. 鍾乳洞のような空間が光源の定かではない灯りに照らされ、その中心を闊歩する人影を明ら…

トリガーハッピー症候群《シンドローム》

 血溜まりから拾った拳銃から、ボタボタと血が滴る。拭わぬままに、それを目の前の男に向ける。 「お前も撃ちたいのか? その男みたいに」  男は無表情に尋ねる。  私の傍らには、先ほどまで私の持っている銃を握っていた男が血だまりの真ん中に横たわっている。 「う、撃ちたかないさ。けど撃てって頭の中で声が響くんだ。アンタを撃って殺しちまえって」  私の声はガタガタと震えていて、みっともない。 「お前も感染したのか」  男は溜息を吐く。 「だっ、だったらどうなんだ?」 「今日死ぬ人数が

プログレッシヴ・エアリアル

拡張現実(エア・リアル)が、世界を重層(レイヤ)構造に作り替えた。 俺はカフェのテラス席…

メモリー・ウォーズ

 ドスドスと腹に響く足音。  音の主は、取り逃がした獲物……つまり俺の姿を探しているよう…

gm-rikusen
4年前
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退廃レディとジャックポット

 カジノで今月の生活費を擦り仕方なくフロアの隅でタダ酒を煽っているとバニーに絡まれた。『…

暁滅のナイトフォール

「眩しすぎるな」  輝くビル群に囲まれたハイウェイ上。魔導バイクに跨った青年が、夜風に外…

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KILLSWITCH OPERATIONS:Haunting Machine Hunting

 アイギ山はミッドランド都市圏近傍の山地で、都市部から逃れた者が隠れ潜むには恰好のロケー…

仁恭
4年前
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脳を奪われた男

 広告タクシーから降りると、赤い夕陽が目に染みた。俺は郊外の工業団地の一角に来ていた。超…

機械仕掛けの女神 -dea ex machina-

とにかくこの右腕をどうにかしなければならない。 “こいつ”のご機嫌を取りつつ、稼いだ賞金で残ったローンを完済する必要がある。 俺はスクラップ山を遮蔽に左手でショットガンをコッキング、テクノチンピラ二人の頭を吹き飛ばす! 今回の賞金首はストリートギャングのボスだ。 雑居ビルの扉から重サイバネ用心棒が現れる、左腕はマシンガン置換! コンクリート柱の陰に隠れ重金属弾の嵐をやり過ごす。 「おい、お前も協力しろ!」 「もうーっ、面倒ね」 射撃が止んだ一瞬の隙を突き、俺は飛び出