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逆噴射小説大賞2020応募作品収集マガジン

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#逆噴射小説大賞

2020年10月に「第3回逆噴射小説大賞」を開催します

“おれがこれから始めようとしているのは、予測変換やAIの力が及ばない世界、つまり血肉が通っ…

カルニアデス・ラヴァーズ

「どうか、私を喰らってください」 「出来ない」 夏の日差しが届かない路地裏にて、二人は断…

鷹の眼は神を狙う

大統領殿へ 来月末までに10億ドル用意されたし さもなくば、全人類を殺す 準備出来次第、署…

ドント
3年前
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ジャック・バーンズ

『正義は必ず勝つ!この勝利を妻のアマンダと娘のヴィクトリカに捧げます』 車内テレビから、…

和刃
3年前
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御遺体回収し〼(報酬歩合、応相談)

「蘇生できない? 話が違うぞ」  俺は公共ダンジョンから先刻回収してきたばかりの死体を前…

棺桶六
3年前
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帝都霊戦記・隠剣不始末

拝啓  久しく御無沙汰しておりますがその後いかがお過ごしでしょうか。かねてよりお伺いした…

棺桶六
3年前
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龍の契約

おれたちは、焼け焦げたトラックの脇、アスファルトがデコボコに剥げた道路にぶざまに転がっていた。ロブもおれも、片足が吹っ飛んでいた。ロブは右腕もだ。動けない。血のにおいを嗅ぎつけたように、銃を構えた黒い機械兵がぞろぞろとやってくる。ハゲタカのようなドローンどもも。とっくに、あっちにゃ生きた兵士はいなかったんだ。 「ここで惨めに死ぬンならよォ、逃げなきゃよかっ……」 その時、ヒュルルル……と空を切る音。(ミサイルか。一撃で死ねりゃいいな)おれはそう思ったが、死ねなかった。

『蘭之助、もう吠えないのか』

「おいは犬ではなか」 美貌の若侍はそう呟いたが、彼の魂を刈り取らんとする妖怪は彼とは別の…

白蔵主
3年前
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『ローグ、ローグ、ローグ』

泥棒だけはやっちゃいけねえ、って、爺さんはことあるごとに俺に言い聞かせた。俺は尋ねた。置…

白蔵主
3年前
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金娘龍ガリア

路地裏に二つの人影。何かが、女を突き当りに追い詰める。 それの瞳は爬虫類のように鋭く、身…

Feno2
3年前
8

ミダスのすべて

 ゴードンはあまり酒を口にする方ではなかったが、時折仕事が上手く行かない時や何かをじっく…

焼きそばを食べる前と後

電気ポットに水を入れ、コードをコンセントに差し込み、スイッチオン。 徐々にポットの中の水…

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涅槃はどこだ。

最強の剣技とは何か? 簡単だ。 誰にも気付かれない速さで。 誰にも止められない威力を。 誰…

棺桶六
3年前
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打ち砕こうとする者たちの軌跡

周囲を高い山に囲まれ、隔絶した村落があった ある年、これまでにない干ばつが続き、村の主な食糧資源である耕作が打撃を受け、飢饉を迎えようとしていた 村長(むらおさ)である長老は過去の経験から、雨が降ることを辛抱強く待つことを村民に説いた しかし、備蓄してある水と穀物はもって3か月。焦燥と絶望感から、ついに2人の若い男が長老の指示に反し、それぞれ村を出て活路を見出す旅に出た。祖先がこの地に村を築いて数百年。外の世界については誰も知らない状況であった ある若者は北へ向かった。村