パルプ小説の書き方(実践編8):「三人称でやれ」
【承前】
よくきたな。おれは逆噴射聡一郎だ。おれは毎日すごい量のテキストを書いているが、だれにも読ませるつもりはない。だが今回おれは逆噴射小説大賞の応募作を読んでいく中で・・・・・・「小説の視点」についての理解があまり共有されていない可能性を考てたので今回のテーマにしようと思う。
おまえは小説の「視点」について理解しているか?
逆噴射聡一郎先生プロフィール:社会派コラムニスト。昔からダイハードテイルズ・マガジンに時々寄稿してくださいます。当マガジン上にて「パルプ小説の書き方講座」を連載していただいています。
視点とは何か
おまえは視点といって即座に「なるほどカメラワークの工夫は確かに大事だね」と早とちりする。そうゆうポエム的な話ではない。もっと「てにをは」の次ぐらいに大事な・・・・芯の部分の技術の話だ。小説の書き方において「視点」とゆう言葉を使った時、それが意味するところは常にひとつで、誤解の余地はない・・・。
おれは「パルプ小説の書き方」の最初の方で「一人称でやれ」といった。それがなぜかと言うと・・・・小説を書くことを始めたてのやつは多分この視点の処理が難しいだろうと思ったからだ。
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