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【バトルグラウンド・サツ・バツ】8

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これはニンジャスレイヤー本編とは異なるスピンオフ小説です。





【バトルグラウンド・サツ・バツ】8



「……何だあれは?」スクリーミングスカルは目を細め、北西の空を睨んだ。雲がドーナツ状に変形し、光の筋が断続的に降り注いでいる。

「旧世紀の衛星レーザーでしょうかねえ?」先行するクラミドサウルスが返す。「それか、電子戦争の忘れ形見ってところだ。おお、怖い怖い……」

「くだらん御伽話よ。カラテあるのみ!」デッドリーパープルが吐き捨てるように言った。「それよりも、トーチカとやらはまだか?」

「お待ちくださいよ。確かこの辺りに……ああ、ここだここだ! お二人とも、こっちですぜ! ここなら、レーザーだろうがニュークだろうが、何が降ってこようが心配ありませんからね!」

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