見出し画像

【ロンドン・コーリング】モーメント・オブ・マッポーカリプス

◇総合目次 ◇初めて購読した方へ
モーメント・オブ・マッポーカリプスは、連続性のあるスレイト群をまとめ、リミックスを行ったアルバムです。

関連エピソードや資料
◇【エンター・ザ・ドラゴン・クリプト
シャード12:磁気嵐の晴れた世界で3(テクノカラテと倫敦)


【ロンドン・コーリング】


1:【ドラゴン・マウンテン、ドージョー本館】

「それでは。行ってまいります」旅姿となったユカノは、見送りのタイセンに向かい合った。タイセンはセンセイを心配させまいと、不敵に笑った。「留守番、しっかりやりますよ。もしも霊廟からバケモノが出てきたらガッツリやっつけますし……秘密のワザを編み出して、帰ってきたお二人をびっくりさせますよ!」

「頼もしいですね。タイセンよ。実際そなたのカラテは見違えるほど成長しました。粛々と師範代としての責務を果たすべし。わかりましたね」「勿論ス。だけど……」0100101……タイセンの横に、青白く霞むノイズ混じりの半透明霊体が出現し、馴れ馴れしく肩に肘を乗せた。『ま、ここは俺とコイツに任せとけ。しっかり観光して来なよ』シルバーキーはウインクした。

 彼は今、ドージョーのUNIXに接続された銀のデバイスの働きで、このドージョー敷地に遠隔干渉する事が可能だ。ライター大の銀のデバイスはフジキドがシトカの隠れ家を訪れた時に受け取った品で、ゾーイが作り出したものである。『オヒガン防備は任せときな。なんなら、俺がIRC-SNSもかわりに……』「それは私が旅先からも更新します」『あ、そ』

「フジキド=サン、どうかセンセイをお願いします」タイセンはオバケに対する畏怖の目で青白いシルバーキーを見ながら言った。「無論だ」フジキドは頷いた。ユカノは微笑んだ。「長い滞在にはなりません」「では行くか。ユカノ」フジキドが促した。2人の表情は張り詰め、当然、観光の態度ではない。なぜなら目的地は死都ロンドン……まともな者であれば敢えて近づかぬリアルニンジャの領域だ。大英博物館はその中心地にあった。

この続きをみるには

この続き: 39,128文字 / 画像1枚
この記事が含まれているマガジンを購読する
加筆修正がなされた連載まとめ、人気キャラスピンオフ、設定資料などを豊富に収録。PLUS講読期間中は、このマガジン内の記事が読み放題状態となります。さらに毎月新たな記事が10本以上追加されていきます。

サイバーパンクニンジャ小説「ニンジャスレイヤーAoM」の連載まとめ、書下ろしエピソード、コメンタリー、資料集などが読み放題! PLUSは2…

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
🍣🍣🍣<キャバァーン!(電子音)
152
「ニンジャスレイヤー」などを連載する、オンライン・パルプノベルマガジンです。