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おまえはDestiny2影の砦で再び月面に降り立ちし刻がきた(逆噴射聡一郎)

よくきたな。おれは逆噴射聡一郎だ。おれは毎日すごい量のテキストを書いているが、だれにも読ませるつもりはない。おれがアド・アストラを初日に観に行ったまま海王星から帰れなくなりそのままクジラや人類のことを考えていると思ったら大間違いだ。

逆噴射聡一郎先生プロフィール:社会派コラムニスト。昔からダイハードテイルズ・マガジンに時々寄稿してくださいます。

おれはアド・アストラを公開初日に見た。そしてうすうす感づいては板が、月面でローバーでマッドマックスするシーケンスは予告編のやつのだいたい5分ぐらいが全てであった事を体験した。さいわい映画自体は精神的サイバーパンクの要素が結構あって面白かったし、真の男であるブラッドピットが淡々とゴリラと戦ったりスペースシャトルに飛びついたりするのにも満足した。だが月面でクソ野郎をボコボコにしたいという欲求はお預けになってしまった。

そこに颯爽とあらわれたのが・・・・・・Destiny2の3rdシーズン「影の砦」だ。これは月面を舞台にしている。Destiny1をやっていた人間にとって、月面は故郷の庭にも等しい。いわばMEXICOだ。ふたを開けて出現するヘリウムコイルが、いまもおれの網膜のおくふかくに焼きついている。懐かしく、心がアガル舞台・・・・・それが月面だ。これでクソ野郎をボコボコにすれば、アドアストラで満たされなかったおまえの欲求も1000%満たされるとゆう寸法だ。頭のおかしいエリス・モーンも帰ってきた。相変わらずあいつはめちゃくちゃ面白い女だ。

そこで今回は、ガーディアンとなって銀河を駆けめぐり銃でクソ野郎どもを倒す真の男のためのゲーム、Destiny2の3rdシーズンの話をしようと思う。


Destiny - 運命 -

おれは発売間もない頃からDestinyをプレイしており、人類のガーディアンとして数々の地獄を生き抜いてきた真の男だ。そして今まで何度となくDestinyの記事を書いてきた。これこれだ。

デスティーニーが何か知らないなら、おまえはまず最初の記事を読むべきだろう。そうすれば、おれがYouTubeとかでプレイ動画を見ただけでプレイした気になったり、持ってもいないレア武器のスッペクだけを見て議論ばかりしている腰抜けFAKE NEWS勢とは完全に時限の違う存在・・・・・すなわち過酷なMEXICOの地で生きる真の男であることが分かるはずだ。

このゲームは今月シーズン3が訪れ、それがチョー面白いとゆうことで、デイリーユーザー数が200万人を越えた。200万人だ。これは既存コンテンツを無料で誰でも遊べるようにしたことで、勢いがついたのがひとつある。だが、たんに無料でばらまけばV字回復できるわけではないのは他のゲームの事例を見ていればはっきりわかることなので、Bungieはこの結果を誇っていい。やつらは巨大パブリッシャーの手を離れて自分自身で作って自分自身で売るというD.I.Yチャレンジを始めたのだ。

これにより、ガーディアンたちはプロモでも再びカッコいいフルヘルメットをかぶり、2が出たばかりの時のようなワケのわからない人間の顔出しアッピルはなくなった。そしてエリスモーンも帰ってきた。Bungieはもはや偉いやつの許可を取らずにいつでも好きなタイミングでゲームをアップデートできるようになり、やり込んでいるヘビーユーザーが楽しめるコンテンツに注力できるようになり、ルートボックスのガチャガチャみたいなくだらない要素は廃止された。横からバターコーヒーの撹拌とかを口出ししてくる邪魔な大人がいなくなったのだ。束縛から解き放たれしBungieは今、MEXCOの太陽のようにあつく燃えている・・・財布の紐を握って支配しようとする奴のためではなく、ファンと自分たち自身のためにゲームを作る事が出来る・・・・・・その高いモチベーションが3rdシーズンの内容にあらわれているといっていいだろう。もはやトランプですらもBungieに関税をかけることはできない。


3rdシーズンはこう良くなった

3rdシーズンの改革は単なるストーリーの追加にとどまらない。パワー値のシステムはよりオーガニックになり、コツコツ育てる面白さが増した。改造アイテムを取るために無駄な手間がかかることもなくなった。労力に見合った報酬が用意されており、テンションが落ちる無駄に面倒なパズルとかギミックが減った。やりがいと報酬の仕組みがストレートで、直感的になった。ハクスラのゲームとして、明らかに今までとは違う充実したプレイ体験を感じることができている。アップデートから半月、注意深くプレイしてきたが、おれは諸手を挙げて歓迎したい。

そしてBungieの改革の手は、クルーシブル、つまりプレイヤー同士の対戦コンテンツにも及んだ。4対4という中途半端な人数のモードは隅に追いやられ、コア・ゲームでは、6対6、あるいは3対3という、バランスの取れた3の倍数で遊べるようになった。

そして、なにより重要なのはマッチングの仕組みの改善だ。今までお前は、クルーシブルにおいてかなり非対称の戦いを強いられていた。つまり、単一クランのファイアチームで固まったチームワーク最強の6人に対し、お前は野良で、1人1人が即席で集められて対戦させられるとゆうケースが頻発していたわけだ。これは後者が圧倒的に不利であることが完全に照明されている。フルのファイアチームは普段から苦楽をともにした連中で、ボイス・チャットとかをしてリアルタイムで意思疎通するのは当然だし、チームで練習とかをして、どういうふうに動くかとかの打ち合わせとかすらして臨んでいる。そんな連中を相手に、横に居るやつが真の男なのか、腰抜けなのか、単なるあほなのか、マイクラと間違えてDestinyを起動してしまった小学生なのかすらわからないまま、寄せ集められたチームが戦わされるので、こんな状況を覆すには、頭がおかしいレベルの強さをもった一匹狼のスーパープレイヤーとたまたま一緒になるか、お前自身が頭がおかしいレベルの強さをもった一匹狼のスーパープレイヤーになる以外、道がなかった。

しかし3rdシーズンからは、野良の時はチームを組んでいるやつと基本的にマッチングしなくなった。これはすごい改善と言える。さらには何らかのすごいAIとかで計算し、負けがこんでいるやつには、勝ちやすい相手とのマッチを時々挟んだりもしているらしい。つまりおまえは、以前よりも驚くほど快適に、クルーシブルというコンテンツを楽しむことができるようになったという寸法だ。「対人戦? 人が人と戦うんでしょう? そんな恐ろしいことはできないよ」「絶対にボコボコにされてプライドがズタズタにされ、人間のクズであると烙印が押されてしまう」・・・そのように考えて対戦モードを敬遠してきたやつこそ、今再びクルーシブルにチャレンジしてみるべきだとおれは考える。


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これを守ればクルーシブルでまともにやれる

クルーシブルを初めてやってみたやつは、まず打ちのめされる。ベックスやカバル相手には常に華々しい戦果をあげ、ジャイアント・キリングを日常化し、人類の希望の星となっていたはずのおまえが・・・・・・クルーシブルの門をくぐると、ひよっこのようにボコボコにされ、四方八方から代わる代わるファックされてしまう。わけもわからずウロウロしている間に他のプレイヤーに撃ち殺され、生き返ってまた戦いに行くとすぐボコボコにされ、プライドがズタズタにされ、人間のクズであると烙印が押されたような気持ちになり・・・・酒場でくだを巻く生活に逆戻りしてしまうかもしれない。

だが、これは気合いとか才能とか年齢からくる動体視力の差とか、そうゆう問題ではない。上手いとか下手とかの問題ですらない。そうゆうのはもっと上のレベルでの話だ。おまえは単に、コツをつかめていないだけだ。他のFPSの話をすると面倒くさいので、少なくともDestinyのクルーシブルでどう戦うべきかを、おれは今ここに記しておこうと思う。


まず1.0をめざすところから

ここに書くのは基本の基本だ。既にクルーシブルを相当やり込んでいるやつや毎回キルデス4.0とかのキチガイからすれば当然過ぎてあくびが出る内容だろう。中にはおれをナメる気持ちになる奴もいるかもしれない。だがそんな事はどうでもいい。おれは他人の評価や顔色をうかがって生きるような腰抜けではない。

おれはクルーシブルをやりたいが尻込みしているやつや、ちょっと触ったがショックを受けて止めてしまったやつのためにこれを書いている。クルーシブルの真の面白さを感じられるようになる目安はキルデス比1.0以上だ。だからまずそれを目指す。これは腕とか関係なく、コツをつかめばいける領域だ。キルデス比0.3とかで最下位でふてくされているやつでも、希望はある。ここに書いてあることを読み、Practiceしろ。


クルーシブルの前提

クルーシブルでは、コンピューターが動かすベックスやハイヴのクソ野郎をボコボコにするのとはまた違った戦術が必要となる。相手はおまえと同じガーディアンだし、動かしているのもおまえと同じ人間だし、おまえと同じように少しでもキルを取って良い成績をとり気持ちよくなりたいと考えている。コンピューターの敵は最終的には人間に倒されるために働いているが、クルーシブルの敵は同等の条件を持っているので、よほどおまえが上回っていなければ、逆にやられることも多い。

相手は同じガーディアンであり、基本的にパワーレベルの差は均一にならされている。同じ条件ということは・・・・・・基本的には、先に相手を見つけ、1秒でも早く弾を当て始めた奴が勝つという事だ。これはどういう事だろうか? つまり、相手がおまえより先に銃を構え、おまえに1秒でも早く弾を当て始めていたなら、互いに撃ち合うライフの削りあいの状況において、おまえが先に死ぬということだ。これは厳然たるルールだ。ロマンや気合いは通用しない。相手より先に弾を当て、そして当て続けろ。それが全てだ。これを踏まえた上で、まず身につけるべき物事を考えていく。


お前は地面を見過ぎている

まずはこれだ。いちばん重要なポイントだ。これは1000%言えることだが、クルーシブルを始めたばかりのおまえは、足元を見過ぎている。視点が低すぎる。これは視界の下半分にお前が持っている武器が見えているせいだ。銃身で地面が隠れると本能的に落ち着かなくなる。おまえは無意識のうちにどうしても視界を広く確保したくなり、やや下を向いて上目遣いで歩いてしまうという全米の調査結果が出ている。いいか、よく考えてみろ。MEXICOで下ばかり見ている奴がどうゆう運命をたどるか・・・? その答えjはかんたんだ・・・・。サボテンの陰に隠れているダニートレホに気づかず投げナイフに当たっておまえは死ぬ。

「そんな事はない・・・おれは下を見ていない・・・・・」おまえはそう言うかもしれない。だが絶対にそんな事はありえない。おまえは下を見ているから負けている、そう言っても過言ではない。これは歴史が照明している。まず、今おまえがやっているデスティニーの画面を見ろ。

スクショとか用意してくるのがめんどくさいので、相対的な模式図で示す。

+が照準、____が地面だ。


__________土_________


おまえの+の位置は、おそらく上に示したように、地面にかなり接近している。これだと相当下を見ている。この状態で、現れた敵に銃を撃つと、たぶん足とか腰とかに当たる。ヘッドショットは無理だ。遠めの相手にはそれすら無理で地面に当たる。



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本来は、これくらい地面から離れているべきだ。

普段から下を向いて動いていると、どうなるか? おれはいまMEXICOではなくDestinyの話をしている。おまえはクルーシブルで敵と遭遇したとき、銃を構え、狙おうとして、右スティックを上に動かして調節し、視界を少し上にあげねばならない。この調節プロセスに1秒ぐらいを浪費している。もっと悪いと、照準の高さに相手の頭を入れようとして自分から前進してしまう。このロスは致命的だ。敵を見つけて、L2ボタンを押した瞬間、もうその時点で、引き金を引くだけで敵の頭に弾が当たる高さになっているべきだ。だから、常に地平線の高さを意識し、その地平線に重なってくる相手の頭の高さを意識しろ。その想像上の敵の頭の高さに「+」を合わせて動くのだ。おまえの武器は床を撃つためにあるのではない! ならばはじめから敵を撃てる高さをみているべきなのだ。


構えて撃て

L2を押してサイトを覗き込んで撃つ、つまりADSだ。これはほとんど全てのFPSのゲームにおいて基本中の基本といえる。ごくまれに腰だめで撃つのが基本のゲームがあるが特殊なケースなので今は考えるな。デスティニーも当然ADSで撃つゲームだ。ADSすると視界に少しズームがかかり、豆粒みたいだった敵も見える。ADSしないで敵を撃ってもダメージ効率で負けて絶対に倒せないので、構えて撃つこと、ヤバい空気を感じたら事前に構えて備えることをとにかく習慣にしろ。例外はラストワードという腰だめ専用の銃だが、ラストワードを取るクエストはそもそもこの記事に書かれている内容ができないやつには無理なので関係ない。


ヘッドホンをつけろ

ヘッドホーンなしでクルーシブルの場に赴くのは、耳栓をして戦場に行くのにもひとしい。口を酸っぱくして言うが、敵を発見する時間が遅れればそれだけ確実に死に近づくのがクルーシブルだ。ヘッドホンをすれば前後左右どの方向で何が起こっているかがだいたいわかる。銃声、敵の足音、スーパースキルの発動音、そうゆう情報はめちゃくちゃ重要だ。テレビのスピーカーで聞いている状態は、聴覚情報を全て捨てているのと大差ない。ベックスやハイヴ相手はそれでもいいが、ガーディアンを相手に戦う時は、しょぼいイヤホーンとかでもいいからとにかくコントローラーに線を挿して使え。ヘッドホンをつけるだけで突然勝率がめちゃくちゃ上がることすらある。


レーダーを常に見ろ

画面の左上にレーダーがあるのがわかるだろう。これは最重要の視覚情報だ。赤く光っている方角に敵がいる。光り方には段階があり、近くに敵がいるとヤバい光り方をする。このヤバい光り方をしている状態は超やばく、手を伸ばせば触れる距離に敵が来ており、その時点でお前が敵を視認できていない場合はかなりやばいという事になる。常にレーダーを見て、反応がある方角を警戒し続けろ。赤く光ったら武器を構えて待つぐらいの警戒心があってもいい。

レーダーでは味方の位置も光点で示される。これも重要な情報だ。味方の密度が濃い方角には敵がいないという事がわかる。逆に、味方の密度が少ない方向には敵がいる可能性が高く、そちらに意識を振り向ける事ができる。味方が攻撃している時、光点はさらにわかりやすい「矢印」表示にかわる。矢印が指し示す方角に敵がおり、かなりやばい状態である事がわかる。


撃ちながら前進するな

遠くに敵を見つけると、おまえは気が急いてしまい、どんどん前に進む。廊下の先とかに敵が居ると、撃ちながら前進してしまう。既にお前は敵を視認して、撃って倒せる距離にいるのに、それ以上近づくというのは、単に自殺行為といえる。前進しながら撃っても弾が当たらないのはバンデラスくらいのものだ。敵に近づけば自分が的として大きくなるだけだし、未知の領域にそれだけ深く踏み込むことになるので、他の敵に意外な角度から撃たれる確率は跳ね上がる。敵を見つけたら、引きながら撃つ事を意識しろ。


他の仲間にくっついていけ

これは当たり前だが一人より二人で行動したほうが死ににくいし、倒しやすい。しかし実際にこれを徹底するのは意外と難しい。特に、敵に殺されてリスポーンした時、おまえは頭に血が上っているので「クソ野郎が! ぶっころしてやる!」と叫びながら前線めがけ走り始める。おまえを諌めてくれるブシェーミもいない。こうなると、再びカモとして狙い撃ちにされてしまう可能性が高い。

そうするとおまえは負のスパイラルにハマり、精神状態はさらに悪化し、頭に血が上っているのでますます勝てなくなり・・・・・死ぬ。だから、敵にやらてリスポーンしたら、走り出す前にいちど深呼吸し、まわりを見渡し、他に仲間がいないか、激戦となっている場所はどこか、そこへどういう角度から入っていくべきか、ざっくりと頭に思い浮かべてから動くようにしろ。想像なくして未来なし、これはそうゆう話だ。


ヘビーウェポンの発生地点をまず覚えろ

「勝つためにはマップを覚えること」というのは本当だが、最初から丸暗記できるやつはいないし、机で地図を睨んでいるヒマがあったら戦いに出たいところだろう。マップを覚えるコツは、ヘビーウェポン弾の発生地点から覚えるということだ。

いいかよくきけ。クルーシブルではマップ上にヘビーウェポン弾が一定時間ごとに出現する。ヘビーウェポンがPOPする場所は決まっており、紫のマーカーで示される。ヘビーウェポンは必殺の威力をもっているので、弾を取ると圧倒的有利となる。つまり、ヘビーウェポン弾の出現地点がいちばんの激戦地となる。ヘビーウェポン弾の出現地点に向けて、人の流れが生まれており、狙ったり待ち伏せたりの行動が生まれている。ヘビーウェポン弾の出現地点を中心として、クルーシブルのゲームの流れが生まれている。

だから、ヘビーウェポン弾が出る場所のロケーション、景色、周囲の形、そこから覚えていけ。おれは脳の学者ではないので理由はよくわからないが、おまえはヘビーウェポンの出現地点をとっかかりに意識してプレイしていると、いつのまにかマップ全体をだいたい覚えている。


誰も信じるな、おれも信じるな

「どのエキゾチックがいいの?」「一番DPSが高い武器はどれ?」「サブマシンガンがいいらしいよ! サブマシンガン一択」「やっぱりスカウトライフルだ」「走ってきてショットガンで撃たれてむかついたからショットガンにする!」・・・・・・・腰抜けはそうゆうふうに人の意見ばかり気にして右往左往して、手になじむ前に次から次へと武器を交換し、事情通を気取り、ぜんぜん自分自身のSKILLが定着せずどうしようもない。こうゆう一貫性のない腰抜けはゾンビパニックホラー映画の中盤くらいでガセ情報を信じて死ぬと相場が決まっている。

荒野で生きる真の男を想像しろ。その手に握られているのは使いこまれた一挺のGUNだ。それが強いとか弱いとか壊れスペックとか関係ない。つまり、おまえが使い慣れた武器種の、使い慣れた発射レートの、使い慣れた構成が、お前にとって一番いい武器なのだ。おまえが気持ちよく戦うことができるなら、他人の評価は気にせず、その武器を信じろ。まずはその武器を墓まで持っていくくらいの覚悟でやり込んでみろ。色々迷うのはその後でいい。名前や発砲音がかっこいいと思ったら、細かいことは気にせず、その武器を使っていればいい。データとかは忘れろ。誰も信じるな。おれも信じるな。あと、発射レートが高すぎるオートライフルはやめておいたほうがいい。


やりすぎるな

クルーシブルは精神力をすごい使う過酷なモードなので、1時間もやればお前の脳はフルマラソンに匹敵するカロリーを消費し、コンタクトレンズは乾き、指は震えてくる。2時間以上やっていると、だいたいの場合、集中力が減り、判断力が鈍り、めちゃくちゃな負け方をするようになる。これはNASAの宇宙飛行士訓練にも匹敵するというデータが全てを証明している。そうするとスコアが落ち、ストレスがたまり、のみそから悪い物質が出てきて学びも少ない。そうなる前に切り上げるのが身のためだ。高橋名人の教えが今、お前のむなぐらをつかむ。やりすぎるな。余暇に適度にやれ。


以上だ

ここにおれはクルーシブルで生き残るための一通りのコツを示した。毎日鍛えることで、おまえもぜったいキルデス1.0にはなれる。さらにキルデス1.5を越えると日々の生活も充実し、街を歩いているホットなベイブがおまえに見とれ、真の男の世界で精神を鍛えられたおまえの顔つきもバンデラスのようになってくる。これは決して夢物語ではない。Destinyによっておまえ自身のなかの上田狼が永き眠りから目ざめ・・・・野生の本能が荒野に響き渡るのだ。真の男へと至る道はけわしく長い。だがその手がかりをここで示した。何事も基本が大事だ。やり方がわかっていないのに闇雲に銃を撃ったところで手がかりはつかめない。ここに示したコツを踏まえて、あらためて練習しろ。毎日だ。

(逆噴射聡一郎)


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