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【ニャンニャスレイニャー・マタタビ】後編

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 カスミガセキ公園、第1アスレチック広場! 滑車やジャングルジムなどの豊富な施設が壮大なこの場所は今、白い警備服を着た人間の護衛に守られながら、恐るべき陰謀会合のたけなわであった。

 広場の一角には炊き出しの鍋が並び、煮られたネコマンマが湯気をたてていた。ノミ取り首輪をつけた地域猫たちは列を為して整然と並び、スチロール容器にネコマンマをよそわれる。

 食欲と歓喜にいきいきとしていた彼らは、ネコマンマを食べるうちに奇妙な変化を生じた。言葉が少なくなり、目は半開きとなり、列はより整然となり、規則正しく、広場に並んでゆくのだった。そして彼らは、示し合わせたように、称える言葉を繰り返した。

「キンタロウ=ニャン!」「キンタロウ=ニャン!」「約束された英雄!」「世界の王!」「なんて素晴らしいんだろう」

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