第1回逆噴射小説大賞:二次選考通過作品まとめ

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ノート

【CORONAは誰の手に】第1回逆噴射小説大賞:一次選考&二次選考結果の発表です!

お待たせしました! CORONAとドリトスを手にするため、約1900もの作品が集まった第1回「逆噴射小説大賞」の一次選考、および二次選考が、ここに終了い...

街角フロートマーダー

『さて、そんなこんなでもうお別れのお時間がやってきました』 ナイフは殺風景な部屋の中に入り込む街灯で幽かに輝き、蛍の如く尾を引きホルダーへ収ま...

カウボーイ・ブルース

普段より早く、目がさめた。  視野の隅、宙に浮かぶ3Dホログラム時計の表示は6:66。こんな日は、たいてい厄介事が口を開けて待ち構えている。やれやれ...

デス・オブ・オブライエン

「その血のために誰も涙を流さない悪人の魂」  闇夜の柳の木の下で、悪魔は言った。 「再び君が娘と会うには、そんな魂が必要だ」  悪魔は、最初に...

花の都とヴァン・ヴィノ

「何をしているのです」  男はそう訊いてくる。肚を括ってる、と答えたいができない――喉がロクに動かない、周りの景色や背と尻を預けた木と同じよう...

R.E.T.R.O.=/Q

《街》にダイヴするとき、決まって全身全霊を総毛立つような感覚が駆け抜ける。 自我を除く全情報が書き換えられ、私達は指定座標に出現する。 私は耐...

灰色の百合

腐った豚肉の臭いの立ち籠めた地下の酒場の片隅で、チンピラは震えていた。その有様たるや、上海された船員よりややましというところ、つまりは人屑であ...

「壁画祖母の帰郷」

「ジュンちゃん、わたしはもうこういうのは受け付けなくてねえ。食べてくれないかい?」 そう申し訳なさそうにもやし炒めの貴重なお肉を分けてくれた...

ヴィツェゴニァ語殺言語事件

俺の名前はヴィツェゴニァ語という。『俺』を読み書き出来る最後の人間ハルイ=ゴナ=ミソクが凶弾に倒れたことで、死にゆく運命にある哀れな消滅危機言...

『無機物マン』

「グギャァァメルシィィ!」  巨大な洗濯バサミに頭部を挟まれた、これまた巨大なフランス人形の苦痛の声がマジソン・スクエア・ガーデンのリングに響...