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【ビースト・オブ・マッポーカリプス後編】#5

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 フジキド・ケンジ=サツバツナイトは、ユカノ=ドラゴン・ニンジャ、長い眠りより覚めた神秘のハッカー=ナンシー・リンと共に、ダークカラテエンパイアの恐るべき古代ニンジャ=セトの陰謀を打ち砕くべく、セトのフロント企業たるエネアド社に突入した。深部で待ち受けていたのは、カラテだった。

 大門を守るセンチネルとサイバーファラオは、さながらブッダテンプルのア像とウン像を思わせる双璧の巨人。巨体にくわえ伸縮自在の腕で攻撃するセンチネル、サイバネティクスで獲得した巨体で襲いかかるサイバーファラオ。極めて手強い相手だった。だが殺した。

 第一の広間で待ち受けたアビスマルは、蜃気楼を操り、セトの使役獣を模した質量ある幻像を無限に呼び出す、極めて強力なニンジャだった。だが殺した。ドラゴン・ニンジャの秘技イエ・モトが、アビスマルの欺瞞的能力を丸裸にしたのだ。

 第二の広間で待ち受けたサンドクロウは、サイバースコーピオンの下半身を持つ大型のサイバネニンジャ。砂の広間でドトン・ジツを繰り返すフーリンカザンで彼らを苦しめた。だが殺した。ナンシーがハッキング支援を行い、サイバースコーピオンのオシリス・コアを装甲外へ露出させた。そこをフジキドがインペイラー・ツキで破壊したのだ。

 中層の吹き抜けエリアで襲いかかったシャイニングアイビスは、翼めいて広がる刃の鎧を用いて滑空し、空中からカギ爪攻撃を仕掛けてくるニンジャだった。だが殺した。フジキドは音速のアンブッシュに背中を裂かれながら、ヘルタツマキの面制圧で翼を破壊。ユカノのドラゴン・トビゲリで仕留めたのだ。

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