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🤗ボブは放課後にニンジャスレイヤーTRPGをプレイします:「キャラクターを作ろう(1)」

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これは「ニンジャスレイヤーTRPG2版」のためのプレイガイド記事です。ニュービーのボブは、放課後にニンジャスレイヤーTRPGを遊ぼうとしています。ボブはTRPGの経験がないし、ニンジャスレイヤーのこともあまり知りません。君もボブと一緒に、ゲームルールや背景に少しずつ慣れていこう!

今回の重点解説セクション:🔰1:キャラ作成ルール

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登場人物紹介

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マスターのジョン:ボブの学校にいたニンジャヘッズ。初版時代からケビンとエミリーに頼まれて「ニンジャスレイヤーTRPG」のマスター役をやっている。ジョンはボブが新しく入部してくれたことを嬉しく思っているよ。またジョンは4人の中で一番バランスのよい知識と奥ゆかしさを持っている。

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ボブ:最近「ニンジャスレイヤーTRPG」の存在を知ってハマったばかりのニュービーニンジャヘッズ。TRPG経験ゼロ。原作の知識もまだ少ないが、ニンジャが大好きな気持ちでストレートなゲームにのぞむぞ。ボブは邪悪なニンジャ行為にも興味があるけど、プレイヤー本人の善性が邪魔をしてしまい、なかなかDKKがたまらないんだ。最近はヤモトやニンジャスレイヤーと敵対するのではなく、できれば仲良くなりたいと思っている。ボブ、いつまでも優しい気持ちを忘れないでね!

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ケビン:ボブの学校にいたニンジャヘッズ。ケビンも「ニンジャスレイヤーTRPG」が大好きで、特にキャラビルド関連とデータに詳しい。背景やロールプレイはあまり気にしない。ケビンはいつもノートパソコンを持ち歩いていて、何種類ものキャラビルドをシミュレートしていたり、ジツとスキルのコンボを考えたり、ダイスの出目の確率計算に明け暮れているんだ。時折ルール背景を意図的に無視した無茶なバグ技を考案し、マスターにそのつどダメ出しされているぞ。

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エミリー:ボブの学校にいたニンジャヘッズ。エミリーは文学的な読書家で、ニンジャスレイヤーの既存エピソードを全て読破しており、サイバーパンク全般も愛好している。TRPGもある程度詳しいが、データや強さよりも、キャラの背景を考えたり、みんなで楽しく即興のストーリーを考えたりすることの方が好きだ。エミリーは人類に対して失望しており、自分のニンジャも早くサイバネティクスで全身を改造して人間性を捨て去り、戦闘機械化したいと考えている。ジツ無しの戦闘特化キャラを作ることが多い。

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ボブの学校:どこにでもある一般的な学校だ。放課後の部活だから高校と思われがちだけど、もしかするとボブがそう思い込んでいるだけでここは大学や会社なのかもしれないし、オンラインのVR集会場なのかもしれない。「ニンジャスレイヤーTRPG」はニンジャやサイバーパンクが好きな気持ちさえあれば、年齢や住んでいる場所を問わず、どこでも、誰とでも、一緒にゲームを楽しむことができるんだ!


これまでのあらすじ

放課後にヒマしていたボブは、同級生のエミリーたちが楽しそうに『ニンジャスレイヤーTRPG』をプレイしているのを偶然発見した。ボブはTRPGそのものに若干興味はあったけれど、動画でゲームのリプレイとかを見る程度で、実プレイとはほとんど無縁の人生を送ってきた。またニンジャスレイヤーについても多少知っている程度で、そんなに詳しくない。このためボブは疑心暗鬼になり、TRPGやニンジャスレイヤーを必要以上に「なんだか難しそうなもの」と考えて、尻込みしているのだ。両方に精通していないと仲間に入ることは許されず、半端な状態で飛びめば、他のプレイヤーから無知を指摘されてムラハチにされ、セプクしたいほど惨めな気分になると考えていた。だからボブは、今回も興味のないフリをするはずだったが……彼はエミリーに少し気があったので、勇気を出して声をかけ、ニンジャスレイヤーTRPGの世界に飛び込むことにしたのだ。ボブ、頑張ってね!

ちなみにニンジャスレイヤーTRPGの実際のキャラクター作りは、ここに書いてあるようなことを考えずとも、最速3分もあればできる。何も考えずにダイスを数回振れば、それだけで個性的なニンジャが完成するのだ。

でも今回、マスターのジョンは、まずボブの「ネオサイタマ理解度」を事前チェックしておくことにした。これはボブ一人で遊ぶソロアドベンチャーではなく、マスターのジョンが管理するジョンのネオサイタマを舞台に複数人で遊ぶものだから、その辺の足並みを最低限揃えておきたいと考えたのだ。

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ニンジャマスターのジョン(以下NM):それじゃあボブ、一緒に君のニンジャを作っていこうか。エミリーやケビンが来るまであと20分くらいあるから、今から作っておけばスムーズに最初のゲームに合流できるよ。実はエミリーもケビンも、2版で遊ぶのは今日が初めてなんだ。だから皆でルールを一緒に学んでいくことになるから、何も心配はいらない。

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ボブ:わかった。ほら、言われた通り、ダイスとペンと紙も持ってきたよ。でもこれだけで、どうやってキャラを作ればいいんだい? 3Dオープンワールドゲームみたいに、髪の色とか眉毛とかホクロの位置まで指定できるの?
NM:できるよ。でもその前に、ゲームの舞台となる背景世界について簡単に説明しておこう。どんな3Dゲームでも、キャラクリエイトをする前に、オープニングムービーやトレイラーを見るだろう? それを想像力でやってみよう。ここは2037年のネオサイタマだ。街の様子は……そうだな、『サイバーパンク2077』とか『ブレードランナー』とか『攻殻機動隊』とか……そういうのが全部合わさったようなものを想像すればいい。わかるかな? 
ボブ:オーケイ。Twiterに流れてきたニンジャスレイヤーのコミックを読んだことがあるし、それは大体わかるよ。そこで一般市民は、どんな暮らしをしているの?
NM:ネオサイタマは何もかもが過剰で、昼も夜もなくネオンサインがギラギラと輝き、危険で、エネルギッシュだ。重金属酸性雨が降り注ぎ、奇妙な看板や武器を搭載したマグロツェッペリンがそこらじゅうを飛んでいる。高層ビル街の屋上を、時折ニンジャたちが飛び渡り、ニンジャ組織同士の激しい抗争を行っている。でも、一般市民はニンジャの実在を知らない。彼らはニンジャのことを、フィクションの中の存在だと信じている。
ボブ:あっ、ニンジャのこと、世間には知られてないんだね。
NM:そう。一般市民はニンジャの実在を知らない。隠蔽されているんだ。クローンヤクザと呼ばれる生体兵器が既に実用化されていることすら、一般市民は知らない。なぜなら暗黒メガコーポと呼ばれる巨大企業群が国家を背後から操っていて、巧妙な情報操作も行われているからね。市民は暗黒メガコーポが製造販売する「サイバネ」と呼ばれる人体能力拡張デバイスを、体の各所に何のためらいもなく埋め込んでいる。君が最新のスマホを買うように、彼らの多くは頭の後ろに外科手術で穴を開け、生体LAN端子と呼ばれるサイバネを埋め込み、IRCネットワークに直接ログインしているんだ。
ボブ:頭がおかしいね。
NM:でもネオサイタマの人々にとってはそれが普通だ。電子戦争と呼ばれる戦争の後、大量の軍用サイバネが払い下げ品として出回った。最初はヤクザやアウトローだけが使っていたけれど、すぐに一般市民にも浸透し、君がスマホを買ったりレーシック手術をするのと同程度のことになった。TVCMや街頭モニタではアイドルが最新のサイバネや銃を宣伝しているし、ネオシブヤでは無軌道な女子高生たちが日帰り手術で眼球や手足をサイバネに置き換えている。
ボブ:頭がおかしいね。
NM:普通はそう考えるね。もちろん良識ある一般市民は、バカにならない維持費のことや危険性も考えて、無節操な肉体改造をひかえているよ。スマホと同じで、一度買ったらずっと維持コストがかかるからね。でもインスタントに力が手に入るし、そうしないと生きられない層や、それで成り上がりたい層、そして自分のステータスを誇示したい層というのも大勢いるんだ。世界的に見てもネオサイタマは異常な都市で、欧米のアウトロー犯罪者ですら入国を尻込みする。密入国後にネオサイタマのヤミ医者で肉体改造して重サイバネ者になり、生きて帰って来れば、裏社会でハクがつくとさえ言われている。
ボブ:そんな街に生きてるなんて、信じられないな。夢も希望もないんじゃないの?
NM:ところが不思議なことに、ネオサイタマで生まれ育った君からしてみると、そういった危険が最初から普通に存在しているので、そこまで生き辛さは感じていないんだ。麻痺していると言ってもいいかもしれないね。もちろん君が今生きている街と同じように、クソッタレな事はたくさんあるけれど、ネオサイタマだからといって特別に何かが違っているわけではない。そこにあるのは単純に、今の僕らの暮らしにサイバーパンクやディストピアという名前のフィルターをかけて、エキサイティングに誇張したものなんだ。
ボブ:なるほどね。
NM:だからネオサイタマに生きている人たちも、根本は同じ。君と同じように感情を持ち、喜んだり、悲しんだりする。少なくとも、モブNPCではないプレイヤーキャラクターは、大半がそうだろうね。現実よりちょっとだけ命が軽いけど、そのぶんタフに生きているし、死体や銃はけっこう見慣れている。勿論これから作るのはニンジャになってしまった者たちだから、頭のおかしいキャラを作りたかったらいくらでも作れるし、そこもこのゲームの大きな魅力だね。あと、これはゲームだから、多少命が軽くても、笑って済ませられるよね。それは、君が現実とフィクションをごっちゃにしないような、良識ある人間だからなんだ。だからゲームを始める前に、ひとつ約束してくれるかな。どれだけキャラに入れ込んでも、ゲームの中のことと、現実のことを、ちゃんと区別して考えること。あと現実世界にはニンジャはいない。君のお父さんやお母さん、あとクラスの担任もニンジャではない。ニンジャマスターもニンジャではない。ゲーム中に悪い目が出てキャラロストしても、叫んでカラテを振るったりしないこと。
ボブ:オーケイ、肝に命じておくよ。
NM:では予備知識はほぼ完璧かな。さっそくキャラクターを作っていこう。君はそんなネオサイタマに生きる一般市民で、ある日突然……ニンジャになった。
ボブ:ある日突然、ニンジャになる……? 過酷なカラテトレーニングをしてニンジャになったんじゃないの!?


>>>次回へ続く

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203X年のネオサイタマを舞台に「ソウカイヤ」「ザイバツ」「アマクダリ」の三大ニンジャ勢力がしのぎを削る「AoSセッティング」も原作者執筆で公式サポートされていくので、設定資料集や読み物としても楽しめます。プレイヤーはソウカイヤだけでなく、様々なニンジャ組織に所属可能となります。

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